【ネタバレプレイ】FF16 #12 風のドミナント
クライヴたちがノルヴァーン砦に侵入しようとしていた頃。
ベネディクタは砦の上でとあるペンダントを見つめていました。
そして月を見上げながら、ウォールード王国でのことを思い返していました。
国王バルナバスの寝所で、大陸東部がオーク族の手に渡ったことを聞かされるベネディクタ。
東部を取り返すために出征しようとする彼女を、「あの辺りはじき黒の一帯に沈む」とバルナバスは止めます。
黒の一帯は刻々と大地を蝕み、辺境のエーテル枯渇は深刻。
もはやマザークリスタル周辺領域でしか国は立ち行かなくなり、マザークリスタルをめぐる戦いが激しくなれば、やがて政も疲弊し国が内側から壊れる。
だからこそドミナントを押さえる。
力を持つ者を集め、マザークリスタルのもとに新たな秩序を築く。
そのために世界をあるべき姿に戻す。
それこそがウォールードの、バルナバスの目的なのでした。
バルナバスの目的を果たすことを考えると、ますますシドの裏切りが憎く思えるベネディクタ。
その様子を見たバルナバスに「まだ忘れられないのか?」と問われれば、彼女はそれを誤魔化すようにバルナバスに身を寄せます。
そのときバルナバスは、ベネディクタがウォールードに来た日のことをふと思い出したと、話し出しました。
幼いベネディクタは、シドの手をしっかり握って離そうとしなかった。
しかしベネディクタは、そんな昔のことはとうに忘れたと言います。
ベネディクタはバルナバスの手を取り、自分にはこの手があればいいと、その手に縋りました。
そして自分の命さえも、バルナバスのためにある、とも。
ベネディクタ姉さん、自分が女であることも武器にして暗躍する怖い人かと思いきや…
なんだか良く言えば迷子、悪く言えば誰かに依存しなければ生きていけないような雰囲気もありますかね?
何か心の闇がありそう気配が伝わってきました。
ベネディクタの腹心からの報告で、回想を止めたベネディクタ。
兵たちを使って侵入者を礼拝堂に誘い込むように指示し、そこで自分が相手をする気なのでした。
ここでシーンはクライヴたちに戻り、ノルヴァーン砦の中を進んで行くわけですが…ちょっと迷いました。笑
「マップを見ながらプレイしてほしくない」という制作の意向のもと、いわゆるダンジョンマップというものが存在しません。
基本は一本道で迷わないのですが、開ける扉(ひし形マークが出る)だったり、登れる段差や通れる隙間(矢印が出る)があったりと、進める方向の目印をうっかり見逃しちゃったんですね~。
そうして砦内を進むうちに、案の定、礼拝堂に誘い込まれたクライヴたち。
ベアラーと火のドミナントを渡すよう要求するシドを、当然ベネディクタは一蹴します。
反対に彼女は、ウォールードに戻ってくるようシドを説得しました。
ベネディクタのいう『新しい世界』には賛成だと答えるシド。
しかしバルナバスが掲げる『得体の知れない理想』には踊らされたくないと、明確な拒否を示しました。
シドの裏切りに声を荒げるベネディクタ。
シドはそんなベネディクタの姿を『奴の奴隷』だと称し、ベネディクタの本当の望みが分からないと呟きます。
それでもいつだったかベネディクタが言った、「人として死にたい」と言った言葉。
その言葉だけはベネディクタの真実だと、シドは今も思っていました。
"もう自分に嘘をつかないでくれ。
自分を痛めつけてまて、人生を誰かに委ねる必要はないんだ。"
自分を労わるようなシドの言葉を、ベネディクタは撥ね付けます。
自分を哀れむシドを見たくないと、駄々を捏ねる子供のようにベネディクタは感情を露わにします。
しかし次の瞬間には冷静さを取り戻し、シドの説得を諦めたベネディクタは、ついに彼を殺すことを決意しました。
ベネディクタ姉さんが、召喚獣ガルーダの半顕現モードに入りました!
シドもラムウに半顕現して応戦しますが、ベネディクタ姉さんめっちゃ速い…!
そしてクライヴはというと、魔法生物チラーダとスパルナの2体と戦うことになりました。
2対1は卑怯じゃないか!?いや、こちらもトルガルがいるから2対2か!笑
チラーダとスパルナを蹴散らして、ベネディクタに手酷くやられたシドの元へとクライヴは駆けつけます。
奴が火のドミナントを連れてここを離れる前に押さえるんだ。
すぐに追いつくというシドの言葉を信じて、クライヴは単身でベネディクタの後を追いかけるのでした。
次につづく!