【ネタバレプレイ】FF16 #77 アルテマが狙うもの
ジョシュアが知っていることを教えてほしい。
そんなクライヴの願いに、ジョシュアは口を開きます。
18年前のフェニックスゲートの惨事のあと、死にかけていたジョシュアはとある人々に救出され、治療を受けながらしばらく匿われていました。
そのときにアルテマの存在を知り、そこからずっと各地で奴のことを調べ続け。
アルテマはクライヴの持つ『特別な肉体』を利用して、何か遠大な目的を果たそうとしている。
今の異変や戦乱はそのために起こしているのではないかという結論にジョシュアは辿り着きました。
なぜクライヴなのか?なぜそんなことをする必要があるのかは未だ分かりません。
それでもアルテマの狙いがクライヴであることを、ジョシュアは確信していました。
ドミナントは召喚獣の力を宿している。
けれどジョシュアはフェニックスの力なら自在に操れても、シヴァの力はそうはいきません。
ドミナントが扱えるのは覚醒した召喚獣のものだけ。
でもクライヴだけは特別で、イフリートを宿しながら他の召喚獣の力も扱える。
それにイフリートは、この世界で誰も知らない2体目の火の召喚獣。
きっとアルテマはクライヴのような存在が生まれてくるのをずっと待っていたのだと、ジョシュアは言いました。
今まで何度もアルテマと遭遇してきたクライヴ。
クライヴの身体を狙っているのならば、なぜこれまで無事でいられたのか?
それをジョシュアは、クライヴの肉体とアルテマの精神が相容れない状態だったのではないかと推測していました。
アルテマは肉体を持たない精神体のような存在で、だから封じ込めたとしても全てを抑えきることはできない。
その言葉にクライヴたちは、ジョシュアの胸にある肉腫のような傷がアルテマを封印したものだということに気づきます。
そしてその封印はもう限界が近いのだと、ジョシュアは話しました。
身体を内側から破壊するアルテマの力に、フェニックスの再生の力が追い付かなくなってきている。
だからこの封印が破られる前に決着をつけなければならない。
おおよそ無茶に思えることも、クライヴのためならばとジョシュアはその身を厭わないのでした。
目覚めたばかりで話し過ぎたのか、血を吐きながら激しく咳き込むジョシュア。
そのときタルヤが慌てて駆けつけてきて、カンベルがアカシアの大群に襲われていることを報せました。
急ぎオットーのところへ状況確認に向かうクライヴたち。
ガブからの報せでアカシアの大群に襲われていること、警備隊が応戦しているもののどこまで持つか分からないという状況が届いていたのでした。
同じくカンベルにいたバイロンとミドは無事にガブと合流できたものの、『船』を隠していたために逃げ遅れたとのこと。
ガブたちの救出のため、最短ルートのタボール経由の陸路でカンベルを目指すことにしたクライヴたち。
その場にジョシュアも現れ、自分も同行すると言い出しました。
タルヤの制止も聞かず、彼女の薬が効いているから手伝いくらいはできると言い張るジョシュア。
それにタボールで従者と落ち合う約束をしているため、ジョシュアが行かないという選択肢はないようです。
ジョシュアを守るのはフェニックスナイトたるクライヴの務め。
支度ができ次第、クライヴ、ジル、ジョシュアの3人はすぐに出発したのでした。
次につづく!