【ネタバレプレイ】FF16 #53 ルジェナ・ダリミル
オットーも詳細を知らないかつての協力者『ルジェナ・ダリミル』。
これまで会ってきたシドの協力者たちは、その街の実力者でめぼしい稼業を持っているという共通点があります。
その共通点をもとにクライヴたちは、ダリミル宿場町で顔の利く商人を探してみることにしました。
そうして長く宿場町に住んでいるフェルダという人物であれば商人にも詳しいだろうという話を聞いて、早速クライヴたちはフェルダに話を聞きに行きました。
なぜ、ルジェナ・ダリミルに会いたいのかと問うフェルダ。
「恩人の知己で協力を仰ぎたい」とクライヴが答えれば、娼館に行くよう言われました。
しかし、フェルダの言葉通りに娼館に向かったクライヴたちはごろつきに襲われてしまいます。
返り討ちにしてごろつきを無力化したクライヴたちの前に現れたのは、フェルダでした。
クライヴが『シド』だと知っていたフェルダ。
自分の仕事はここまでだと言って、クライヴたちを『ルジェナ・ダリミル』ことルボルに会わせるよう取り計らいます。
そしてクライヴたちが連れて来られたのは、鍛冶屋『茨の接吻』の店主、ルボルのもとでした。
フーゴの居城へと続く門を越えたいというクライヴに、ルボルは『信用』がないから危ない橋は渡らないと返します。
『ルジェナ・ダリミル』からの『信用』を得たいクライヴは、ルボルのもとでひと働きすることになりました。
――今、この街が抱える厄介事を解決しろ。
それがルボルからの仕事内容で、この仕事を無事に片付ければ何でも力になると彼は言いました。
ヒントとして、厄介事にはクリスタルが関わっていると教えてもらったクライヴたち。
ここでルボルからの仕事を完了させるという必須クエストが発生しました。
■茨の課題
クライヴはバイロンと二手に分かれて、クリスタルについて聞き込みを始めます。
どうやらクリスタルの配給が急に減ってしまったらしく、横流しされているのではないかという噂が出回っていました。
それからフーゴの私兵が羽振りが良いという話も聞いたクライヴは、集めた情報を共有するためバイロンを探します。
そうして見つけたバイロンは、フーゴの私兵と何やら怪しげな取引をしているところでした。
私兵に宝石を渡して、大富豪アピールをしているらしいバイロン。
2人の取引が終わったところで何をしていたのかと尋ねると、「撒いた餌に獲物がかかった」とバイロンは嬉しそうに笑います。
クライヴと別れたあと、バイロンはそこらの商人に片っ端からクリスタルを売ってほしいと持ち掛けました。
しかしクリスタルの売買は禁止されているため、どの商人にも当たり前に断られます。
そんな中、先ほどのフーゴの私兵がバイロンに声をかけてきたのでした。
金さえ払えば純度の高いクリスタルを用立てると言ってきた私兵。
バイロンは宝石を渡すことで、クリスタルの取引に漕ぎつけたと話します。
そしてバイロンの話とクライヴが集めてきた情報を照らし合わせると、フーゴの私兵がクリスタルの横流しで利益を得ているという結論に辿り着きました。
クリスタルの取引場所である、ヴェルクロイ砂漠の人目につかない場所へと向かいます。
そしていかにも今から取引をするという体で、バイロンは取引場所にいた私兵に近づいていきました。
取引場所には、たしかに純度の高いクリスタルが陳列されています。
買っても足がつかないという保証があるかを尋ねたバイロンに、私兵は自信満々で答えました。
「これはもうダルメキアのクリスタルじゃないから問題ない」。
ではどこのクリスタルかといえば、私兵が目配せした先にウォールード兵がいました。
元々ダルメキアのマザークリスタルで採れたクリスタルの一部は、同盟国であるウォールードに輸出されており。
フーゴの私兵はその輸出量を多くし、輸出予定の量からはみ出た分を横流ししていたということです。
バイロンという太客を前に、余計なことまで話してしまったフーゴの私兵。
しっかりと不正の言質を取ったクライヴとバイロンは、その場で私兵とウォールード兵との戦いとなりました。
容赦なく兵を叩きのめしたところで、ルボルが取引場所へと姿を現わします。
本来ダリミル宿場町で配給されるはずのクリスタルが、フーゴの私兵からウォールードに横流しされていた。
それがルボルが言っていた『厄介事』なのでした。
さすがに他国の兵士が絡んでいるとなると、一介の民草では手が出せない。
だからこそルボルはクライヴの力を借りて解決することにしたようです。
そうして横流しされそうになったクリスタルを回収し、宿場町へと戻ってきたクライヴたち。
ルボルもまた約束通り、マザークリスタルに続く門への根回しをしてくれていました。
そしてルボルから、『信頼の証』を譲り受け。
こうして途絶えていた『ルジェナ・ダリミル』からのシドへの協力は、無事に再開となったのでした。
次につづく!