【ネタバレプレイ】FF16 #57 動き出す各々
フーゴを倒したのでひと息くらいはつけるかと思ったのも束の間、例の激しい頭痛がクライヴを襲います。
クライヴが我に返ったときには、どこか暗い場所でアルテマと対面していました。
(アルテマが姿を現わすなんて、やっぱりジョシュアの封印が弱まってるってことか…!?)
クライヴが力を食らって強くなっている様子を見て、まもなく『完璧なる我が器』ができると喜んでいるらしいアルテマ。
アルテマの『器』となることがクライヴの天命であり、この『理』からは決して逃げられないと言います。
アルテマと初めて遭遇したときと同じく、まるでその意思を奪われたかのように急に無抵抗になるクライヴ。
そのとき、そんなクライヴを引き止めようとするジョシュアの声が聞こえてきました。
ジョシュアの声のお陰で、クライヴは我に返ります。
それを見ていたアルテマは、先ほどのジョシュアの声のような思念が人間の自我を堅固にしているのだと、状況を観察していました。
"汝の自我を消せば器の本分を取り戻せるかと思ったが――
まとわりつくすべての思念を断ち切り泡沫に変えねばならぬようだ。
創世が始まるときを待ちながら一策講じるとしよう。汝のためにな。"
端的に言うと、『キミの自我を消すためにこれから仕掛けて行くからネ☆』という宣戦布告をしたアルテマ。
言いたいことを言って満足したのか、クライヴの意識は元の世界へと戻って来られました。
いつも持ち歩いているフェニックスの羽根が淡く光っているのを眺めるクライヴ。
そして、どこかで生きていると信じているジョシュアへ想いを馳せるのでした。
時を同じくして、フーゴをけしかけていたハールバルズは、離れた場所からフーゴの敗北とマザークリスタルの消滅を眺めていました。
ドミナントとはいえ、大量のエーテルを取り込めるはずがない。
ましてやその力を強めることなどあるわけがない。
暗にフーゴが『使えなかった』というようなことを呟くハールバルズの背後から、ウォールード国王・バルナバスも姿を現わしました。
復讐のために生きてきたフーゴは、一度クライヴに敗れてしまった。
ハールバルズの甘言にも縋るのもやむを得ない。
神の力に頼るのも道理だと、フーゴに一定の共感を見せるバルナバス。
一方でハールバルズは、愛する女の首ひとつで身を滅ぼしたフーゴを哀れだと言うのでした。
(なんか他人事というか、自分が人間じゃないみたいな言い方をしてますね。)
そうして2人は、消えゆくマザークリスタルの美しい姿をしばし眺めていたのでした。
うーん。うーん。うーん。
登場した頃から思っていたんですが、バルナバスって誰かに似てる気がするんですよねえ。
それが誰なのか未だにピンと来ず。。。もやもやするぅ。
その頃、旧クリスタル自治領にあるザンブレク軍・聖竜騎士団の陣営では。
側近・テランスに負傷箇所の手当てをされているディオンの姿がありました。
すでにダルメキアとの停戦に合意したというのに、そのダルメキア軍を焼けと命令する神皇シルヴェストル。
その無情な命令の意図が分からないディオンは、真意を探るために自ら戦場に乗り出して時間稼ぎをしていました。
そして召喚獣バハムートはザンブレクの象徴でもあります。
その翼を見て安心する民のためにも、ディオンは空を舞うのでした。
ちなみにディオンとテランス、親しい間柄のようです。
FF16の今までの流れから察するに、もう悲恋になる予感しかありません。
そのとき、伝令兵がひとつの報せを持ってディオンの元に訪れました。
それは、シルヴェストルとアナベラの子・オリヴィエの神皇即位を知らせるもので。
そうしてディオンには引き続きこの場で待機するよう指示が下されます。
明らかに政や民を蔑ろにするシルヴェストルのやり方に我慢できなくなったディオンは、これから神皇宮に乗り込む決意をしました。
そのとき、ジョシュアがディオンのテントに乗り込んできました。
すぐにジョシュアのことを思い出したディオン。
死んだと聞いていたジョシュアの出現に驚きを隠せません。
そしてジョシュアはディオンと話をするために、アルテマの封印で蝕まれる身体に鞭を打ってここまで来ました。
そんな重要な話が今、ここでなされようとしていたのでした。
次につづく!