【ネタバレプレイ】FF16 #20 シドの言葉
マーサの宿から出ると、外でシドとグツに遭遇しました。
そのとき偶然見えたシドの腕は、石化が始まっていて。
「歴戦の勇者の証だ」とシドは明るく話しますが、先ほど『現実』を見てきたクライヴたちは何ともいえない表情をしていました。
隠れ家ではきちんと挨拶ができませんでしたが、シドは憎まれ口を叩きながらもクライヴたちの旅立ちを応援してくれます。
そしてシドはぽつりと、昔好きだった女性のことを話し出しました。
"一度は救えたつもりだったが、それも所詮は俺の独りよがりだった。
傲慢なんだろうな、『他人を救う』なんてのは。
何だかんだと言葉を重ねても、結局はこっちの思いを押し付けたに過ぎない。
伝わらない言葉っていうのはどんだけ発しても、発していないのと同じだったってことさ。"
この経験があったからこそシドは、今までクライヴを否定せず、ありのままを受け入れてきたのでしょう。
"過去のお前をなかったことにするなよ。
受け入れろ。自分を受け入れてやるんだ。
きっとお前の生き方はこれからも難儀なんだろう。
だから自分くらいは救ってやれ。
お前を救えるのは、お前だけなんだから。"
シドのこの言葉を聞くと、本当は昔好きだった女性――ベネディクタに伝えたかったのだと思えますね。
切ないとはまさにこのことです。。。
そしてシドはジルにクライヴのことを頼み、グツと共に隠れ家へと戻っていったのでした。
で、ここからまたちょいとクエストを消化していきます。
■かつて友だった者
救いたい人をこれから探しに行くという傭兵・ブレナン。
詳しく事情を聞いてみたところ、今まで『普通の人』として生きてきた人が、実は『ベアラー』だったと判明した男がいるそうです。
しかもベアラーだと知られた相手が、親友だと思っていた男で。
相手はベアラーへの偏見とともに裏切られたと憤慨して、そのベアラーを役人に着き出そうと血眼になって探しているのだそう。
そしてブレナンは、そのベアラーをなんとか逃がしてやりたいと考えているのでした。
ということでクライヴはブレナンに協力して、ベアラーを探しにスリー・リーズ湿原へ向かいます。
そうして見つけたのは、頬に刻印のないベアラー・ノリスでした。
自分がベアラーだと分かるなり、すぐに役人に突き出そうとした親友だった男に怒りを見せるノリス。
奴隷になんかなりたくない、ひどい目にあいたくないと、同時に怯えも見せます。
クライヴはノリスを保護しに来たことを伝え、ノリスが魔物に襲われたときに落として壊したランタンを持って行くことにしました。
そのランタンは昔、親友だった男がノリスに贈ったものなのでした。
クライヴがマーサの宿に戻れば、ノリスの親友だった男・ロナルドが食って掛かって来ました。
「魔物が食い漁ってる死体のそばにこれが落ちていた」と、ロナルドに壊れたランタンを見せるクライヴ。
ロナルドはノリスが死んだと分かるとひとまず気が晴れたのか、悪態をつきながらその場を去っていきました。
そしてブレナンにはノリスがいる場所を教えて、このクエストは完了となりました。
ベアラーと分かるなり生まれたての赤ちゃんを役人に引き渡した母親、態度を急変させる親友。
この世界でいかにベアラーが生きづらいか見せつけて来ますね。。。
■庶民の必需品
魚屋のクラークから、売り物の魚を冷やす大事なクリスタルを湿地帯に落としたので拾ってきてほしいと依頼を受けました。
クリスタルで魔法を使わなければ売り物がダメになって商売にならない。
クラークは頭を抱えて、懇願するようにクライヴに依頼をしてきました。
それから湿地帯に降りて、どうやらクリスタルを食べてしまったらしい魔物を倒して、クリスタルを回収します。
その後クラークに届ければ、なんとか売り物がダメになる前に冷やすことできたのでした。
クラークたちのような商売人にとって、クリスタルは生活に使う以前に大事な商売道具。
それなのにザンブレクの属領になってからはクリスタルの配給も少なくなってしまったそう。
以前のようにクリスタルは簡単には手に入らなくなったので、二度と落とさないように気を付けると、気を引き締めるクラークなのでした。
次につづく!