ゆるぽぽ帳

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【ネタバレプレイ】FF16 #16 2人の火のドミナント

暗い場所で目覚めたクライヴ。
彼は自分自身こそが召喚獣イフリートのドミナントであり、あの日から探し続けていた弟を殺した憎い仇なのだと知ってしまいました。



そこに現れたシド。
ガルーダの力を吸収した上に、クライヴが火のドミナントだったことに驚きつつも、その驚きを楽しんでいるようです。


どうやらここは牢の中で、イフリートとして暴れていたクライヴは鎖に繋がれていました。

"俺がやったんだ!俺がこの手で!
俺が…ジョシュアを…殺したんだ…!"

弟を手に掛けたにも関わらず、のうのうと生きている自分を殺してほしいとシドに懇願するクライヴ。


シドの返答は「死にたければいつでも殺してやる」というものでしたが、隠れ家にいる以上は自分の言うことを聞いてもらうと、シドはクライヴを解放したのでした。


自分に何をしろと言うんだ。
クライヴはそう思いながら、シドが待つ隠れ家の広場へと向かいます。

そしてそこで、これからガブと合流することを告げられました。


そう。ガブは今、火のドミナントの行方を探しているのです。
その火のドミナントに関して何かしら動きがあったとのことで、クライヴのために危ない橋を渡っているガブと合流するため、クライヴたちはザンブレク皇国領・キングスフォールに出発しました。


いくつもの大小の滝と川が流れるキングスフォール。
この道もかつては人が行き来していましたが、黒の一帯が迫ってからは誰も寄り付かなくなってしまいました。


ガブとの合流地点へと向かうクライヴたち。
自分がイフリートであることを知ってからすっかり腑抜けてしまったクライヴを見てシドが何かを言おうとしたとき、ザンブレクの呼笛が響きました。


近くの砦はとうの昔に放棄されて軍はいないはずなのに聞こえてきた呼笛。
シドはザンブレクの様子を探りに、クライヴはガブと合流するために二手に分かれて行動することにします。

道を進む中、クライヴはその歩みを止めて轟々と大きな音を立てて流れる川を見つめます。


そんなクライヴを心配するように小さく鳴くトルガル。


クライヴ!あんた、カローンやシドからトルガルの面倒を見るように言われてるんやで!
まさかトルガルを残して自死とか考えてるんとちがうやろな!むきー!

そのときクライヴの視界に、ザンブレク兵に追われるガブの姿が映り込みました。


急ぎガブの元へと駆けつけるクライヴ。
そこでザンブレク兵たちをやっつけたかと思えば、竜騎士と軍用エイビスが登場。


遅れて駆けつけてきたシドも加勢して、竜騎士と軍用エイビスを蹴散らします。
軍用エイビスはシドがなんとかしてくれるので、クライヴは竜騎士との戦いに集中しても問題ありませんでした。


竜騎士たちを倒したあと、再びガブのあとを追いかけます。
ガブは逃げ道がないところまで追い込まれていました。


シドとザンブレク兵を薙ぎ倒していくクライヴ。
川に落ちて濁流に飲まれてしまったかのように思えたガブでしたが、なんとか持ちこたえていました。


クライヴとガブは、必死に互いの手を伸ばします。

そのとき助けを求めるガブの声が、クライヴには助けを求めるジョシュアの声に重なりましたが、正気を取り戻してなんとかガブを引き上げることに成功したのでした。



ザンブレクの屯所を漁っていたら、うっかり見つかってしまったと話すガブ。
そしてガブは、火のドミナントの行く先分かったと調べてきてくれたことを教えてくれました。


"奴は今、ロザリアへ向かっている最中だ。従者とな。
この目でザンブレク兵たちとやり合ってたのを見たが、あれは間違いなく火のドミナントの力だったよ。"

ガブのその言葉に、クライヴは思わず言葉を失います。
探していたもう1体の召喚獣は自分だった。自分以外に火のドミナントがいるはずがない、という心情なのでしょう。


あのときクライヴはたしかに召喚獣になった。
クライヴがフェニックスを殺した火のドミナントかもしれないが、たしかに竜巻の中でローブ姿の人物を見た。

"奴はいたんだよ、クライヴ。
分からんが、すべてが明らかになっているわけでもない。
きっと何か、見落としてる。"

自分で真実を掴んでから死ねばいいと、シドの言葉にクライヴは励まされたのでした。



同じ頃、ガブが調べていた通り、火のドミナントとその従者はロザリアへと向かう道の途中にいました。


"もう一度、あの地へ。"
ロザリアの方を見て呟く火のドミナントには、何かの決意の色が見えます。


"――奴を止めるんだ。"

ローブに包まれていた火のドミナントの正体は、1人の青年なのでした。


うええぇぇぇぇえええ!?!?
こ、この顔は、ジョシュアじゃないのかー!?


生きてた!?ジョシュアが生きてた!?

もし本当に彼がジョシュアだとしたら、生きてて嬉しい反面。
「仇を必ず殺す!」→自分だった、「俺がジョシュアを殺した!」→生きてた、の勘違いの連続で、なんとかクライヴが可哀想に思えてきました。笑

次につづく!