【ネタバレプレイ】FF16 #3 ロザリアでの夜
エルウィンにあとで謁見の間に来るように言われたので、クライヴは城を目指します。
その途中、『ベアラー』と呼ばれる奴隷とその主に遭遇しました。
ベアラーの扱いは国によってかなり差があるみたいですね。
クライヴのいるロザリアはベアラーを1人の人間として扱っているようですが、他国では存在していないも同然の扱いを受けることもあるようです。
そして何よりベアラーはその頬に奴隷たる証の刻印が刻まれているのですが……
これ、ゲーム冒頭(13年後)のクライヴの頬にあったものと同じじゃないかね?(ぷるぷる
そうして謁見の間に着くと、エルウィンから遠征での状況を教えてもらいました。
ロザリア領の北部はほぼ『黒の一帯』に侵蝕されてしまった。
それは遅かれ早かれ、この直轄領にも及ぶ。
直轄領にある首都ロザリスはすでに北部からの移民で溢れており、領南部にあるポートイゾルデに移民を回したとて限界を迎えることは目に見えている。
そのためエルウィンは、大公として国を守る決断を下そうとしていました。
ちなみに『黒の一帯』とは、大地のエーテルが枯渇した地帯を指します。
大地が黒く染まり、植物も枯れ果て、その地では魔法も使えなくなる。
黒の一帯はこのヴァリスゼアという世界で急速に広がっており、人間が住めなくなるのは当然ながら、魔物もまたその棲み処を追われる形となり、各国で深刻な問題になっていました。
国を守るためにエルウィンが下したのは、マザークリスタルの『ドレイクブレス』の奪還。
マザークリスタルは、ヴァリスゼアの方々に鎮座する5つの巨大なクリスタルのことで、その周辺の土地は豊富なエーテルのお陰で非常に住みやすい場所となっています。
一方でマザークリスタルという豊富な資源の占有権が、常に国家間の争いの種にもなっているのでした。
そして現在、かつてロザリアが所有していたマザークリスタル『ドレイクブレス』を占領している鉄王国。
エルウィンは今回こそ雌雄を決するつもりで、鉄王国に大きな戦を仕掛けようということなのです。
大きな戦を前に、国のしきたり通り、フェニックスゲートへ出向いて軍事の天啓を仰ぐつもりのエルウィン。
ジョシュアのナイトとしてクライヴも同行を申し出ますが、その前にエルウィンはクライヴにひとつの任務を与えます。
それは、領内での目撃情報が相次いでいる北の蛮族の調査。
スティルウィンド湿地にゴブリン族がいるという噂を聞いていたクライヴは、その調査を引き受けます。
クライヴはマードックの部下から腕利き2人を預かって調査へと向かい、その後フェニックスゲートで合流する手筈となりました。
ちなみにこの任務は、クライヴを冷遇するアナベラを黙らせるため、エルウィンがクライヴを指名したようです。
父親との親子関係は冷えていないようでよかった…!
そしてその日の夜。
明日のフェニックスゲート訪問にジョシュアを同行させるつもりのエルウィンに、アナベラが抗議していました。
フェニックスゲートで天啓を仰げるのは、フェニックスのドミナントたるジョシュアのみ。
例え身体が弱くとも、フェニックスのドミナントである以上、大公を継ぐ身でもあります。
反対にエルウィンが、クライヴを少しでも気遣うようにアナベラに言えば、彼女はクライヴが嫡男として生まれながらフェニックスを宿さなかった『ただの人』だと一蹴しました。
それを聞いたエルウィンもまた、自分が『ただの人』であることを指摘します。
先代のフェニックスのドミナントであったエルウィンの父が早世し、ジョシュアが成人するまでの繋ぎとして大公の座に就いたエルウィン。
そんなエルウィンをアナベラは、『血』に恥じぬ行いをしたとむしろ誇らしく思っている様子。
しかしエルウィンは、彼女が誇る『血筋』なんてものでは国や民を守ることはできないと、アナベラとの考えの違いをはっきりと口にするのでした。
一方、クライヴは1人で月を見上げながら、明日の任務を全うすることを考えていました。
そこにジルが現れ、2人で明日の出立の話をします。
そうして1人城に残されるジルは、クライヴとジョシュアが無事に帰ってこれるようにと、メティア(願い事が叶うといわれる月の傍らで煌めく小さな星)に願うのでした。
ジルはかつてロザリアと争っていた国の姫で、和平の証としてロザリアに預けられ、クライヴやジョシュアと共に成長してきました。
そして今回のマザークリスタル『ドレイクブレス』の奪還で再び戦が始まると知り、クライヴやジョシュアの身を案じているのです。
心配で身体を震わせるジルを慰めたいと思いながらも、彼女に触れることに戸惑い慰められないクライヴ。
「冷えてきた。もう寝ろよ」というクライヴの言葉で、2人の月夜の邂逅は終わったのでした。
ちょっとした胸きゅんシーンですね、これは。笑
ちなみにこのときのクライヴは15歳、ジルは12歳です。淡い…!
次につづく!