【ネタバレプレイ】FF16 #42 バイロン・ロズフィールド
ラザロ街からの隠し通路を通って、ポートイゾルデに入ったクライヴたち。
ウェイドの仲介があったお陰か、すんなりとバイロンの屋敷に通してもらうことができました。
そのとき、猛々しい足音と、何か固くて重いものを引き摺るような音が聞こえてきました。
"賊を懐に招き入れて自ら仕留める。
叔父はそういう人だ。"
自ら扉を開けて部屋に乗り込んできたバイロン。
クライヴの言葉通り、彼は自ら賊を仕留めに現れたのでした。
おおお!バイロン、なかなかイケオジじゃないですか!?
殺気立つバイロンを前に、エアー抜刀を始めたクライヴ。(なんだなんだ?)
そして高らかに聖騎士を名乗ったクライヴは、何か演劇を演じているようです。
その演劇に何かを察したのか、クライヴに続き悪役を演じ始めたバイロン。
クライヴが演じたのは『聖女と使徒』という物語で、幼いクライヴはいつも同じ場面ばかりを繰り返してバイロンを悪役にしていたのです。
幼い頃は変わらないその姿を見てバイロンはクライヴが本物であることを確信し、再び会えたことに涙を流しました。
殺気立っていた先ほどまでの姿とは打って変わり、全身からクライヴとの再会を喜んでいる様子が見てとれるバイロン。
執事に食事の支度を命じ、宴会を開かんばかりの勢いでクライヴたちを歓迎するのでした。
バイロン・ロズフィールド。。。
喜怒哀楽のはっきりした豪快なおじさまです。笑
その後、黒騎士の粛清を見たというクライヴたちの話を聞いたバイロン。
アナベラの凶行は今に始まったことではなく、ここ最近は酷くなる一方なんだそう。
アナベラのあまりの異常さに、バイロンは彼女を『獣』だと称しました。
しかしバイロンはポートイゾルデを治める身でもあります。
表立ってアナベラに楯突くことはできず、裏でウェイドたちを支援するのが精一杯でした。
ロザリア公国が失われてから20年あまり。
クライヴの父でありバイロンの兄であるエルウィンの志したロザリア公国はもう存在しない。
そのことが残念でならないと、バイロンを悲しみを見せます。
その悲しみの表情も束の間、バイロンはクライヴたちが鉄王国へと渡るための船を用意させるために動き出しました。
あまりにもあっさりと船を貸してくれることに驚くジル。
クライヴが話したマザークリスタルの話を信じてくれたのかと聞けば、バイロンはまさかの肯定せず。
けれどクライヴが話したことは真実で間違いないと、バイロンはクライヴを信じて船を貸すことにしたのでした。
(ちなみにクライヴには嘘をつくときの癖があるらしく、バイロンはそれを知っているからこそ確信できたようです。)
そしてクライヴこそが『大罪人シド』だと知ったバイロンは、そんな極悪人に手を貸す自分も悪党だと、楽し気に豪快に笑うのでした。
バイロンの指示により、着々と出航準備が進められる船。
それを見ながらジルは、かつて鉄王国に囚われているとき、言われるがままに戦っていた自分の過去を思い出していました。
従わなければ、自分と同じように連れてこられた女子供の誰かが殺された。
だから自分は命の重みなんて知らないただの人形だと何度も言い聞かせて、戦い続けた。
何も考えなくて済むように。何も感じなくて済むように。
そうしている内にいつの間にか、当たり前のように人を殺していた。
そんな自分こそ『獣』だったのだと、ジルは言います。
自分の意志で歩む道を選んでいきたい。
そのためにやり残したことを、自分の過去に決着をつけなきゃならない。
ジルはクライヴと共にいるために『人でありたい』と願い、過去を受け入れる決意していたのでした。
次につづく!