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【ネタバレプレイ】トライアングルストラテジー - Part.29 第10話(後編)密告に対する褒美

今回はストーリーを回収する回です。

■目次


1. 第十話(後編)あらすじ

ソルスレイ・エンデの死とエンデ家の解体は、その日のうちにハイサンド中に広まった。




2. サブストーリー「妖しげな踊り子」

ハイサンドの医法院で、ソルスレイの死について妖しげな踊り子と話すライラ。


どうやらソルスレイの死は、表向きは事故死となっているらしい。
妖しげな踊り子の会話の中で、ライラは七聖人であるにも関わらず自分を『駒』と称し、与えられた何かの実験の役目を全うするしかない状況であることを口にした。


3. メインストーリー「翼をもがれた鷹」

教皇宮の謁見の間にて、セレノアはイドーから今後の方針を聞かれる。


答えが出てこないセレノアに対しイドーは、教皇がウォルホート家を支援したいと考えていることを告げる。
さらにはセレノアが望むのであれば、七聖人の座も用意するというのだ。
ウォルホートの民が守れるならやぶさかではないと、セレノアは教皇の申し出に礼を言った。

しかしイドーいわく、教皇には憂慮していることがあるという。
それはウォルホート領に住むローゼル族のことだった。
教皇は彼らが正しい暮らしに戻ること――つまり塩湖で奉仕することを望んでいるというイドーの言葉は、遠回しにローゼル族をハイサンドに連れて来いという意味だった。

教皇宮を出るなり、フレデリカはローゼル族の処遇について尋ねる。

塩鉄大戦時にシモンが保護を約束したものの、今の状況では違約もやむを得ないとベネディクトは言う。
そこにエグスアムがセレノアたちを後を追って現れた。

今回は災難だったなとセレノアたちを労わるエグスアム。

ローゼル族について教皇も酷なことを言うと言ったエラドールに、エグスアムはセレノアたちは勘違いしていると辛辣な言葉を投げかける。

今のウォルホートは鷹ではなく、ソルスレイの死に群がる禿鷹だ。
七聖人の座を甘く見られては困る。
翼をもがれてもなお飛ぼうとする鷹ならば、血を流し痛みを受ける覚悟をしろ。

そう言い去ったエグスアムに、セレノアは何も言えないのだった。


4. 挿話「ベネディクト」

ノゼリア大河の治水工事を進めるベネディクトたち。


ベネディクトとエラドールは仕事の息はぴったりなのだが、どうにも子どもっぽい言い争いが絶えない。
そんな二人を見て呆れるジーラとアンナに、ベネディクトもヘマをやらかしていた時期があったとエラドールは話し出す。

今から二十年以上前のこと、ウォルホート城の城門前で急ぎの伝言を頼まれたと話をするベネディクトとエラドール。
しかし生憎の大雨で使い鳥は飛ばせそうになく、伝達方法について二人は言い争いをする。
あの距離なら馬で駆けた方が早いというベネディクトに対し、雨が弱まってから使い鳥を飛ばす方が早いと譲らないエラドール。
ならば鷹と馬のどちらが早いか勝負だとベネディクトが言い出し、彼はすぐさま馬で出発してしまう。

結局、使いはほぼ同時に到着した。
結果的には雨に濡れた分だけベネディクトは損をしたのだ。
その話に、ベネディクトは若気の至りだと苦々しく答える。
二十年経った今でも、ベネディクトとエラドールの性格は正反対のままなのだった。


5. 挿話「ヒューエット」

エラドールと狩りに出ていたヒューエット。


エラドールに狩りの腕を褒められたヒューエットは、もともと自分は鷹匠の平民だったと話し出した。
グリンブルクが募集した鷹使いに応募し、試験を乗り越えてレグナ王親衛隊となったヒューエット。
その後、ロランの護衛役に志願したのだという。

今から三年前、いつまでも戻ってこないフリューゲ(鷹)を心配し森に入ったヒューエットに野盗が絡んできた。
そのとき颯爽とロランが現れ、野盗を追い払ってしまう。
そしてロランに続くように、フリューゲが戻ってきたのだった。

どうやらロランはフリューゲに導かれてヒューエットのもとに来たらしい。
お礼をしたいと申し出たヒューエットは、そこでロランが王族であることを知る。
そして命を救ってくれたロランに恩返しをするため、ヒューエットはロランの護衛役に志願したのだった。



次はローゼル族の扱いについて信念の天秤かな?