実プレイの進み具合とブログ公開の進み具合の差が開いてきたので連続投稿します。orz
これは5/5連続目!
【前回のあらすじ】
住民が砂漠に連れて行かれるところを目撃。
ユーリの悪知恵でひとまず住民の砂漠行きを回避。
その日の夜、キュモールの悪口大会。
ユーリ、こっそりキュモールのところへ。←イマココ
■目次
1. 【メインストーリー】答えの出ない正しさ
まるで蟻地獄のように、砂が下へと落ちて流砂となっているところまでユーリに追い詰められたキュモール。
自分は悪くない、これは命令なんだ、仕方なくなんだ、と必死にキュモールは弁解する。
さらに自分の権力をもってユーリの罪を帳消しにし騎士団にも戻す、その上でお金でどんな望みでも叶えると命乞いをするのだった。
望みを言ってごらんと言うキュモールに、ユーリが望むことはただひとつ。
ゆっくりと歩み寄るユーリに対してキュモールは後退りをし、ついに砂の中へと足を踏み外すのだった。
どんどん砂の中へと埋もれていくキュモール。
ユーリに許しを乞うものの、「お前は今まで何度その言葉を聞いてきた?」と、ユーリは何もせずに沈みゆくキュモールを見つめるのだった。
そしてキュモールが沈み切ったあと、ユーリのもとにフレンが現れる。
街の中は自分が抑えたというフレンに、まるで何事もなかったように「これでまた出世の足掛かりになるな」と返すユーリ。
そうして宿屋に戻ろうとするユーリに向かって、フレンは後で話がしたいと声をかける。
ユーリはそれに「わかってる」とだけ返すのだった。
見られた?タイミング的に、フレンにキュモールのこと見られたよね?
夜中にも関わらずフレンによって解放された街は、オアシスのある街として活気を取り戻し始めていた。
エステルは宿屋でその光景に喜びつつも、姿の見えないキュモールの再犯を懸念する。
「すぐにフレンが捕まえてくれるよ」とカロルがユーリに話を振り、ユーリもそれに頷いて返す。
だがカロルはユーリの様子がいつもと違うように思えて、その名を不思議そうに呼ぶのだった。
街の様子を見てきていたリタが宿屋に戻ってくる。
どうやらパティはまだ外ではしゃいでいるらしい。
ユーリは徐に立ち上がり、フレンに挨拶をしてくると宿屋をあとにするのだった。
フレンとの約束通り、オアシス近くで合流したユーリとフレン。
あえて背中を向け合って座るのが、後ろめたいけど真剣な話をする感じが出てるよね。
フレンの話とは、やはりキュモールについてだった。人が人を裁くなど許されないというフレンに、ラゴウを裁けなかった法がキュモールを裁けるはずがないと返すユーリ。
いつだって法は権力を握るやつの味方だというユーリに、それで人が人を裁いていいはずがないとフレンは返す。
法が間違っているなら、まずは法を正すことが大切だ。
そのために自分は今も騎士団にいると言うフレン。
あいつらが今死んで救われたやつがいるのも事実だ。
お前は助かった命に、いつか法を正すから今は我慢して死ねと言うのか、と言うユーリ。
世の中には死ぬまで人を傷つける悪党がいるというユーリに、それでもユーリのやり方は間違っているとフレンは言い切る。
自分の価値観で人を裁くのであれば、それはもう罪人の行いだ、とも。
だが、ユーリはそれを承知でこの道を選んでいた。
分かっていながら手を汚す道を選んだユーリに、フレンはその罪を見逃すことはできないと言った。
フレンが腰の剣に手をかけたとき、部下のソディアがフレンを呼びに現れる。
ノードポリカの封鎖が完了したと報告するソディア。
さらに報告によると、魔狩りの剣も何やら動きを見せているらしい。
急ぎノードポリカへ戻るよう願うソディアにフレンは一瞬躊躇いを見せるが、すぐに了解する。
フレンはソディアが去ってすぐにオアシスの方を振り返ったものの、そこにユーリの姿はなかった。
そして誰よりもユーリのことを知るフレンだからこそ、心に決めたことがあるのだった。
どうやらエステルとラピードは、物陰からユーリたちの話を聞いていたらしい。
盗み聞きしていたことを謝るエステルに、ユーリは「オレのこと、怖いか?」と問いかける。
そして嫌ならここまでにして、フレンと一緒に帰るよう促すユーリ。
エステルは、それでも帰らないと言った。
ユーリのやったことは法を犯しているが、それで救われた人がいるのは確かで、何が正しいのか分からないというエステル。
いつかお前にも刃を向けるかもしれないというユーリに、ユーリは意味もなくそんなことをする人じゃないとエステルは返す。
フレンと帰るなら今しかないというユーリの言葉にも、エステルはユーリと旅を続けたいと言うのだった。
これからもよろしくと握手を求めるエステル。
ユーリは罪を犯した自分の手を見つめ、そしてエステルに礼を言って握手をするのだった。
お城で出会った頃のときも、よろしくの握手してたよね!
翌朝、宿屋の前に集まったユーリたち。
カロルが街に騎士団がいなくなったことに気づき、ユーリはフレンたちがノードポリカに向かったことを伝える。
夜の内に発ったみたいだと言うジュディスに、何か急ぎの用事でもできたのかと考えるカロル。
魔物が逃げ出した後処理ではないかというリタの言葉を受けて、カロルも戦士の殿堂が騎士団に助けを依頼したのかもしれないと納得する。
そこでユーリは、もっと別の用事が起きていそうなことを含ませるのだった。
人魔戦争の件でベリウスを捕まえるためかと問うエステルに、何であれゴタゴタしそうな予感はすると答えるユーリ。
ベリウスへの手紙や、パティがノードポリカから船に乗る必要があると分かっていても、今はノードポリカに近寄りたくない様子のレイヴン。
リタのカドスの喉笛のエアルクレーネ調査もあるため、慎重に進もうというカロルに従い、ユーリたちは出発するのだった。
カドスでもまた何か起きるのかしら?