【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.89 第九話「天より降りし輝き」(2)
連続投稿1/2回目!
プロト・シーズライトの制御区画に向かい、状況を確認するぽぽつーとアリア。なんとか降下軌道を変えることはできそうだということが分かりました。

しかし軌道変更に利用できる非常用ブースターは、直接点火させるしか方法がありません。
ぽぽつーとアリアは2基あるブースターを同時に点火させるため、それぞれお場所へと移動します。

ブースターのコンソールを前に、アリアの指示に従って点火準備を進めるぽぽつー。
準備を終えると、アリアがプロトからの脱出方法を教えてくれました。

ブースターに点火をしたら、すぐに脱出ポッドに乗ること。
自分もあとで合流するか、とにかく急いで脱出すること。
脱出の算段を立てた2人は、それからブースターを点火し、降下軌道を変えることに成功しました。

事前に話していた通り、急いで脱出ポッドへと向かうぽぽつー。
ぽぽつーがポッドに乗るとその出入口がロックされ、アリアが不在のまま射出準備に入ってしまいます。

自分は一緒に行けないと、謝るアリア。
リ・ガイアの町を守るためには降下軌道を逸らすだけではなく、実は誰かがプロトに残って手動でパーツを分解させる必要がありました。

元を辿ればこうなってしまった原因は自分にある。
その責任を、自分は果たす。
ぽぽつーには生きて、滅びの連鎖を終わらせてほしい。
アリアはそう、別れの言葉を告げました。

ぽぽつーの乗った脱出ポッドが射出され、ディアンサスがそのポッドを回収します。
飛空艇でぽぽつーからアリアの状況を聞いた仲間たち。
ディアンサスは飛空艇の操縦をハイネに任せ、ぽぽつーと一緒に甲板へと上がりました。

パーツを分解させながら落ちてくるプロト。
ディアンサスの指示で飛空艇はプロトに接近し、ぽぽつーは信号弾を発射します。
その信号弾は、プロト内部で全ての作業を終えて死を覚悟していたアリアに届きました。

崩壊するプロトに近寄る飛空艇に気づいたアリア。
ディアンサスの防御魔法のお陰でまだ持ち堪えていますが、プロトから落ちて来る瓦礫で飛空艇が沈むのも時間の問題です。

ぽぽつーたちがそんな無茶をしているのは、自分を探すためだと気づいたアリア。
意を決して、プロトから飛空艇に向かって飛び降ります。

アリアの声が聞こえた気がしたぽぽつー。
そうして降りてくるアリアを見つけて、ぽぽつーは無事にアリアの手を掴むことができました。

そしてプロトの着陸と、その被害が軽微だったことが確認でき。
ディアンサスはぽぽつーとアリアに労いの言葉をかけます。


これでストーリー第九話『天より降りし輝き』がコンプリートとなりました!

アリアとの親密度が上がって、アサルト・サヴァンの絆石をゲット。


さらにアリアのキャラクターストーリーが解禁されました!
残りの親密度はキャラクターストーリーで上げてねってことですね。

ガイストの殻の楽園構想を捨てた今、ぽぽつーたちに残された方法は死季の解決のみ。
本当に何も手掛かりがないのかを考える時間の確保と休息のため、ぽぽつーたちは一旦解散することにしました。

ぶはー!1日がめっちゃ長かった!
いよいよストーリーも終わりって感じがしてきましたね!
次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.88 第九話「天より降りし輝き」(1)
連続更新2/2回目!
きちんとセーブをして、ストーリー第九話『天より降りし輝き』を開始しました。
美しいリ・ガイアを見下ろしながら、ガイストに選択を迫られるぽぽつー。

殻の楽園に住まい、人類種として後世に生き延びるべきはどちらか?
西暦の時代を生き、地球と共に発展し衰退したカイン種。
カイン種のリ・ガイア計画から偶然生まれた、生物学的にはカイン種と同じアベル種。
選択は、二つに一つ。
ガイストはどちらかしか選べないことを強調しました。

いや、でもね、ガイストさん。
ぽぽつーはどちらかを選んだりしないんですよ。
なぜならディアンサスが、常識上正しくない者が夢を叶えたと教えてくれたから。
アリアが助けてと頼ってくれたから。
ぽぽつーは両人類を救います!!!
だからどちらも選ばない!!!
と、かっこよく心に決めていたんですが。
生き延びる人類を選択するためのコンソールに触れたら、キャンセルできなくなりました←

あれ!うそでしょ!
うっかりどちらか選ぶしかないところまで来てしまった!?
あわあわして若干パニクったので、さくっとゲームをリセットしました☆←
わたしみたいな人のために、ストーリーが始まる前にセーブ推奨画面が出てきたんですねえ。
ちゃんとセーブしておいてよかったあ。笑
またガイストから同じ話を聞いて、再び生き延びる人類を選択するシーンへ!
今度はコンソールには一切触れず部屋を出て行こうとすると、ガイストに呼び止められました。

選択を放棄するなんて馬鹿げている。
戻って決断を下せ。
人類を後世に残すには、この決断は不可欠だ。
正しいことをしろ。
ガイストにそう諭され、強制的にカイン種かアベル種かを選ぶことになりました。

えー!選びたくないんだが!
え!?そもそもぽぽつーの両人類を助けるって選択肢が間違ってるパターンってあるの!?
ハーヴェステラって、そんな絶望的なゲームなの!?
とはいえ、どちらかを選ばざるを得ない状況が変わるわけでもなく。
やむを得ずカイン種の生存、つまりリ・ガイア人類の滅亡を選択しました。
最後にコンソールから同意を再確認されます。

そのとき!なんと!
そこで同意をキャンセルしてみると、なにやら選ばずに済みそうな話の流れになってきました!


生き延びる人類を選ばないことに対する他の打開策として、リ・ガイアから死季をなくすと宣言するぽぽつー。
そんなぽぽつーに、ガイストは呆れているように見えました。


地球で人類同士のいざこざは最後まで終わることはなかった。
だからこそレーベンエルベという人工知能を作り、人類種の保管という存続に関わる重大すぎる判断をレーベンエルベに委ねた。
しかしそれでもぽぽつーは、大量虐殺を良しとしない。
ガイストがぽぽつーの強い意志を尊重しようとしたそのとき、何かがレーベンエルベの心臓ともいえる共有知に侵入したという警告が鳴り響きました。


慌ててぽぽつーとガイストのいる部屋へと駆け込んできたディアンサスたち。
ディアンサスによると、停止したはずのプロト・シーズライトの降下が再開されたというのです。

一体誰がそんな命令を出したのか?
命令元を調べるように指示を出していたディアンサスのもとに、その答えが返ってきました。
降下命令の発信源は、プロト自身だ。

それは、シーズライトに意思があると言っているようなものでした。
プロトの降下目標は、幻影城。
プロト自身が目標位置までも書き換えてしまったようです。
プロトが幻影城に落ちてしまえば、近隣の町は壊滅。
あた4つのシーズライトもコントロールを失い、現在の地表の環境は荒廃してしまう。
今のプロトは外部からのシャットダウンも受け付けない状態で、アリアは内部から直接コントロールするため、プロトのところへ駆け出して行きました。

手動でプロトの降下軌道を変えるつもりのアリア。
しかしすぐにでも降下が始まろうとしている今、それはアリアもろともプロトが降下してしまうという意味でもありました。
そんなアリアのあとを追ったぽぽつー。
間一髪のところで2人は、プロトの中に乗り込むことができたのでした。

次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.87 第八話「絶望のけだかさ」(3)
連続更新1/2回目!
延々と白い砂浜が続く不思議な場所。そこで再び幼い頃のアリアと再会します。

アリアが背負っているものの重さを知るため、ぽぽつーはアリアの過去を知る必要がある。
そう話す幼いアリアの言葉にあわせて、まるで劇を見るかのように過去のアリアが目の前に現れました。

滅びゆく人類の最前線で戦い続けたアリア。
若くして人類再興のプロジェクトを任された彼女は、他の人々の前でその希望になれるよう力強い姿を見せます。

しかしその裏では、全人類の期待を背負う、命を預かる立場の重さに、心が折れそうにもなっていました。

人類の希望だったアリア。
そのために彼女は強くあろうとした。
自分の弱さを言い訳にして生きていくことをやめた。
だからこそ魔王になる道を選んだ。
ぽぽつーの言葉はもうアリアには届かない。
それでも説得できると思うなら、この先に行きなさい。
幼いアリアの言葉に従って先に進むと、そこには心を閉ざしたアリアの姿がありました。

他人の言葉は届かない。
たしかに幼いアリアの言う通りなのかもしれない。
それでもぽぽつーはアリア自身の言葉を『持っている』と、アリアの日記帳を取り出しました。

ストーリー序盤にアリアが1人で秋のシーズライトに向かったとき、家に忘れて行ったあの日記帳ですね。
そういえば返すこともなく、ずっとぽぽつーが持ってたんだなあ。
すっかり忘れてた。笑
再び姿を現した幼いアリア。

その姿は成長したアリアに代わり、彼女は日記に書いた自分の記録を思い返します。
みんなの希望は自分に託された。
だから自分はこの星の結末に責任を持たなければならない。
もう悩んだりしないために、弱い自分を捨てた。
自分はぽぽつーたちの敵で、もう他に道はない。
選択することが自分の義務だ。
そう話すアリアに、ぽぽつーは義務などないと返しました。

アリアの心が知りたいと訴えかけるぽぽつー。
本当の自分は弱くて、些細なことでも悩んでしまって前に進めない。
本当はこんなことしたくなかった。
地球のみんなも、リ・ガイアのみんなも、どちらも大切に思っている。
私を…助けて…。

アリアの本当の心を知ったぽぽつーは、アリアを雁字搦めにしていた鎖を切り捨て、その心を解放しました。

その後、ぽぽつーの意識は月の揺り籠へと戻り。
本来のアリアに戻った彼女を、ぽぽつーたちは受け入れたのでした。


アリア~!おかえり~!
このまま対立したままじゃなくてよかった~。
あと、魔王服からいつどうやって着替えたの?←
プロト・シーズライトの降下を止めるようガイストに指示を出したアリア。
降下は中止されたものの、これで死季への対応は振り出しに戻ってしまいました。
そうしてこれも致し方なしと、ガイストはアリアの最高位の権限がぽぽつーに移ったと宣言します。

もはや事態は一刻の猶予もないため、以後、人類種の生存に関しては適者生存の倫理を適用する。
より強い方が残り、弱い方が絶える。
自然淘汰の原則に従い、ぽぽつーが選択権を得る。
それがガイストの言い分でした。

ぽぽつーには否が応でも決断させる。
退路を断たれたぽぽつーには、ガイストを追って先に進むしかありません。

と、ここでストーリー第八話『絶望のけだかさ』がコンプリートとなりました。

そして唐突にセーブ画面が出てきたのですが、これはあれですね。
後戻りできない選択、もしくは間違えられない選択が発生する場合によく見るパターンですね。
きちんとセーブをして、次のストーリーに挑みます!
次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.86 第八話「絶望のけだかさ」(2)
■春風の節 9日~14日
自宅の畑を広げたり。

ネメアでの料理納品を完了させたり。

生活要素を楽しみながら、月の揺り籠の攻略を進めていきます。
月の揺り籠もけっこうマップが広いですね。。。
1日で動ける時間が決まっているので、コツコツと攻略していきます。
■春風の節 15日
月の揺り籠攻略の終わりの方くらいなのかな?
軌道エレベーターぶりのカリステフスと再会しました。

魔王アリアの指示でぽぽつーたちを駆除しに来たというカリステフスと、ここで戦いになります。
以前戦ったときよりは強くなっていますが、それでもさほど強くはありませんでした。

ぽぽつーたちに敗れたカリステフス。
人間が持つ意志や直感という機能を信じるというディアンサスを、カリステフスはまるで人間のようだと言います。

そんなカリステフスにもディアンサスと同じように、レーベンエルベらしい論理的思考以外の何かが生まれ始めているようでした。


高度な人工知能が感情を持つのかというテーマを、なんだか投げかけられている気がしますね。
■春風の節 16日
月の揺り籠の奥で、ついに魔王アリアと対面しました。
服装まで変わってますね。
背中の金ピカアクセサリー(?)の構造がちょっと気になります←

プロトの降下を止めて、リ・ガイアに住むアベル人類を守るためには、自分を倒すしかない。
そうアリアはぽぽつーたちに言い放ちます。
かつてアリアの両親が唱えた楽園構想は、カイン人類の悲願だった。
楽園実現のための臨界実験で大勢の人類が、アリアの両親もまた、犠牲になった。
みんなが命を賭けて守ろうとしたカイン人類。
それを自分が築いてしまった新しい絆なんてもののために裏切れるはずがない。
自分がカイン人類を諦めたら、全てが無駄になる。
だからこそアリアは自ら魔王となり、カイン人類を生かす選択をしたのでした。

プロトをリ・ガイアに降下させて殻の楽園構想を成し遂げる。
それが自分の覚悟で、この道はもうぽぽつーたちとは交わらない。
そうしてアリアはガイストに、プロトの降下を命じます。

ガイストがその場から離れた数秒後には、降下のカウントダウンが開始され。
本気のアリアを止めるには戦うしかないと分かっていてもまだ戦いを躊躇うぽぽつーに、アリアは自ら戦いをけしかけたのでした。


本当は戦いたくなんてない。
それでもどちらかを選ばなければ、人類そのものが滅んでしまう。
ならば今まで犠牲になった大勢の人々の悲願を果たすため自ら魔王となり、自分が築いた絆を壊してもう一方の人類を滅ぼす。
それが、アリアの選んだ選択でした。
アリアが繰り出してきた乗り物(?)がどういう構造なのかという疑問はさておき。笑
魔王アリアとの戦闘になります。
戦っている最中はずっとアリアの悲痛な台詞を聞かされるので、戦いにくいことこの上ない。。。
攻撃範囲が広いので少々厄介ですが、問題なく戦えました。

そしてぽぽつーたちに敗れてもなお、まだ立ち上がろうとするアリア。

そのときアリアが持つモノライトが暴走し、その圧倒的な力を前に、ぽぽつーたちは立つことさえもままなりません。


本気でぽぽつーたちを倒そうとするアリアに何度も手を伸ばそうと立ち向かい、その度に暴走した力で弾き飛ばされるぽぽつー。
ディアンサスの制止も聞かず立ち向かい続けるぽぽつーでしたが、ついにその意識が薄らいできてしまいます。


もう立ち上がる気力もない。
ここで終わってしまうのか。
そう薄らぐ意識の中で、ぽぽつーの脳裏に今までアリアとともに過ごした日々が駆け巡りました。
初めて名前を教えてくれたときのこと。

ガイストのアポトーシス計画を頑として受け入れなかったときのこと。

楽になる選択を捨て、困難な道を選んだときのこと。

そうして意識が真っ暗になったぽぽつーに、誰かの声が聞こえてきました。
"アリアは唯一の地球人類。
だから彼女はひとりぼっちだ。
彼女がすべてを諦め、世界を破壊しようとするのは、彼女の本心だ。
アリアは敵だ。"
その言葉全てを否定し、アリアを助けたいと願うぽぽつー。
そこから目覚めた先は、延々と白い砂浜が続く場所なのでした。

次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.85 第八話「絶望のけだかさ」(1)
■春風の節 6日
ガイストとの約束の日。
ぽぽつーはアリアの置き手紙を見つけました。

"ぽぽつー、ごめんね。
こんな手紙で一方的に思いを伝えるなんて、ずるいことってわかってる。
でも、合わせる顔がなくて…。
私はロストガイアに行ってたの。
移動艇を使って。
楽園構想のことをもっと知りたくて。
ガイストの言っていたことは本当だった。
楽園構想はパパとママの提唱した人類最期の計画。
その実現のために多くの研究者が、私の仲間たちも犠牲になって…それで…。
ごめんね、ぽぽつー。
私には、彼らの決意を無駄にすることはできない。
だから私は殻の楽園計画を完遂する。
揺り籠には1人で行きます。
私のことは追いかけてこないで…。
お願いよ…。
今でも、初めて会った時、あんたが私を助けてくれたこと本当に感謝してる。
あんたはいつだって誰かのために戦ってた。
でも、今回だけは…あんたとだけは、戦いたくない。
だから来ないで。
絶対に来ないでね。
私はあなたたちの敵なのだから…。"
アリアの手紙は、途中から文字が滲んでいました。
きっと泣きながら書いたんでしょう。
そのとき外から物音が聞こえて、ぽぽつーは慌てて家を飛び出します。
そこにはガイストと、1人で行ってしまうアリアの姿がありました。

アリアを追いかけるぽぽつー。
しかし間に合うわけもなく、ガイストの飛空艇に乗ってアリアは行ってしまいました。

アリアよ、ひとつ言わせてくれ。。。
「来ないで。絶対に来ないで」は「来て」と思うに決まってるだろぉぉぉ!!!←
他の仲間たちと相談するため幻影城に向かうことになるのですが、その前に。
レーテでの料理納品が完了しましたー!
どの料理もおいしそう…!
ちまちまと料理素材を集めた甲斐がありました!

■春風の節 7日~8日
今朝は屋根裏に気配を感じまして。
トトカクの像がシルバーに!
そして村長のゴールド像が建っていました!


村長の像はあれかな。
町のクエストをいっぱい達成したトロフィーかな。
スクラップド・エデンのクエスト『バイバイ ヒューマン』をクリアして。

幻影城で仲間たちと合流しました!
そこでシュリカは、1人で行ってしまったアリアの気持ちが分かると言っていました。

そのときディアンサスに無線連絡が入り、プロト・シーズライトが落ちてくることが分かります。

誰よりも強い、最高位の権限で命じられたプロト・シーズライトの降下作戦。
魔族の王で『魔王』と名乗るその権限は、アリアのものだと思われます。
アリアは、レーベンエルベの全権を自分に委ねるという条件で、殻の楽園構想に協力することにしたそうです。
そして楽園構想の第一段階として、他の4つのシーズライトを制御するため、プロトの降下が決まったとのことでした。

プロトは、スペック的には全シーズライトを凌駕する機能を持っています。
いわば純然たるレッドクイーンのクローンであり、そのあまりのマシンパワーゆえに制御できなかった過去がありました。
また制御に失敗すれば、地上の環境は瞬く間に荒廃する。
それでも降下を決めたことに、アリアの本気を感じる。
ディアンサスはそう言いました。

プロトの制御がどうなろうが、降下を阻止するしかぽぽつーたちに生き延びる術はありません。
他のレーベンエルベとの共有知を切り独立した個体となったディアンサスと一緒に、ぽぽつーたちは月の揺り籠へと上がるのでした。

次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.84 第七話「月の揺り籠」(5)
旧人類(地球人類)のカイン種の存続か、新人類のアベル種の存続か。
リ・ガイアで生き残れる人類は、どちらか一方だけ。
人類種の保存が使命であるレーベンエルベには、どちらかを選ぶのは倫理的に不可能。
アベル種またはカイン種に委ねたところで、その利己的な遺伝子に従い、自分たちの存続を選ぶであろう。
だからこそロストガイアもリ・ガイアも知っているアリアであれば、公平な判断ができるのではないか。

人の未来のため、楽園の実現のため。
そう言ってガイストは、アリアに決断を迫ります。

そんな決断は間違っていると言うぽぽつーに対し、ガイストの判断を受け入れたアリア。


アリアの選択一つで、出自が違うというだけで人類の一部が滅びてしまう。
判断に迷うアリアに、ガイストは1日の猶予を設けました。

その後、幻影城に戻ったぽぽつーたち。
殻の楽園が唯一人類が生き残る方法で、そのためには旧人類か新人類かを選ばなければならない。
そんな重すぎる選択を目の前に、アリアは自分がぽぽつーたちの敵だという認識を持ち始めます。


「アリアは敵なんかじゃない」というぽぽつーの言葉に、過剰に反応するアリア。

信じたくない現実を突きつけられ、重すぎる選択を迫られているアリアは、どう見ても正常な思考でいる様子ではありません。
これはもう、この先アリアが変に突っ走る展開が想像できますね。。。
とにかく今は混乱しているアリアがここでパーティから外れ、ストーリー第七話『月の揺り籠』がコンプリートとなりました。

そして自宅に戻ったあと、アリアの様子が気になったぽぽつーは、レーテの北の広場へと向かいます。
しかしそこに結晶体の姿はなく、それはアリアが1人でロストガイアへ行ったという意味でもありました。

そこに村長が現れます。

自分が声をかけても気づかないほど、切羽詰まった様子で結晶体へと駆け込むアリアを見たという村長。
ぽぽつーは思わず村長に、アリアを1人にしてしまったと、悔やむ気持ちを吐露してしまいます。
そんなぽぽつーに、詳しいことは知らずともぽぽつーたちが頑張っていることは分かると励ます村長。

迷ったとき、悩めるとき、大事なのは初心に返ること。
明日のことだけを考えていても、明日のことは解決できない。
過去の自分がどう生きてきたか、その道はどこに続いていくのか。
後悔に意味はないが、積み重ねてきたものは決して無駄ではない。
ぽぽつーはそんな村長の言葉を噛み締めるのでした。

■春風の節 5日
この日はディアンサスの来訪がありました。

少し話がしたいというディアンサスと、ヒガン渓谷に向かいます。
そうして2人が初めて出会った場所で、ディアンサスはあの日のことを話し始めました。

あの日まで、ガイストと共に行動していたディアンサス。
もともとガイストはどのレーベンエルベや人類よりも死季根絶という難題に立ち向かって、リ・ガイアを救おうとしていたと言います。
そしてある日行方をくらました後――恐らくロストガイアに行った後、何かに取り憑かれたように変わってしまったガイスト。
他のレーベンエルベとの共有知の接続を切り、1人で思索に耽るようになり、ついに星を砕くという思想に至った。
そしてそれに反対したディアンサスは飛空艇から落とされ、ヒガン渓谷に落下したのです。

ガイストの旧人格は、飛空艇から誰かを落とすのが好きだったんだな←
ガイストの旧人格はああなってしまったものの、熱心に死季根絶を目指していたのは確かで。
そしてまた、新人格が言っていることが正しいのも分かるのだと、ディアンサスは言います。
殻の楽園構想。
確かにそれが唯一残された正しい道のりなのかもしれない。
しかし、誰かに無駄と言われようと死季根絶のために奔走していた旧人格のガイストを知っているディアンサスには、新人格の言葉が悲しく聞こえたそうです。

論理的に判断する人工知能のレーベンエルベが、論理的な解決策を聞いて悲しいと感じる。
ディアンサスには自分がおかしくなっているという自覚があり、その異常は幻影城でぽぽつーたちに倒されてから大きくなったのだと言います。

そしてディアンサスはその異常を、ぽぽつーに『期待している』という感情だと考えていました。

スペックだけで言えばディアンサスもガイストも、ぽぽつーたちに負ける要素はなかった。
ディアンサスや他の仲間でさえ、旧人格のガイストのいう『適切な滅亡』への気迫に呑まれている中、ぽぽつーだけがそれに抗った。

そんなぽぽつーにディアンサスはこう言います。
少しでもおかしいと思うなら『正しさ』に抗え、と。


かつて西暦の時代。
空を飛ぼうとした人間も、宇宙に飛び立とうとした人間も、いつだって世界を革新させた者はその世界の常識の上では正しくなかった。
それでもその『夢を見る』という機能で何かを成し遂げた人間たち。
レーベンエルベにはないその機能を、希望を、夢を。
ディアンサスはぽぽつーに期待しているのでした。


そうしてガイストとの約束を明日に控えた夜。
まだリ・ガイアに戻ってきていないアリアを想いながら、ぽぽつーは眠りにつきます。

一方アリアはロストガイアの星核螺旋研究所で、楽園構想の資料を調べていました。

そして当時の臨界実験の資料にあった名簿で、何かを発見するアリア。

こうしてストーリー第八話『絶望のけだかさ』が始めるのでした。
次につづく!
【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.83 第七話「月の揺り籠」(4)
アリアはカイン種人類で、ぽぽつーたちとは異なる出自の人類。
とはいえ生物学的にはカイン種もアベル種もほぼ同一なため、本来であれば何も問題ないはずでした。

しかし死季のせいでリ・ガイア計画が頓挫しかけている今、唯一目覚めたカイン種のアリアの立場は極めてデリケートだと話すガイスト。
それがどういう意味か気になりましたが、ここでディアンサスが、ガイストの考える死季への打開策について話を変えてしまいました。


なんでこのタイミングでそこを突っ込むんや、ディアンサスさん。。。
いや、ディアンサスはディアンサスで事情があるんだろうけどさあ。
死季への打開策については、ロストガイアでの研究成果をまとめている場所で話したいとガイストは答えます。
そうして次に向かったのは、ライブラリーと呼ばれる区画でした。

人類種の歴史や研究、文化や風習といったあらゆるデータベースが保管されているライブラリー。
レーベンエルベが人類に詳しいのは、このライブラリーから知識を学習しているからなのでした。
ガイストの打開策の前に、少しだけカイン種の最後の歴史を振り返ります。
『地球楽園構想』というデータ見せたガイスト。
この構想は、カイン種が最後に進めていた研究でした。

レッドクイーンによるガイアダストの散布が止められないことを理解したカイン種は、ガイアダスト環境下で生きていくための計画として地球楽園構想を考えました。
ガイアダストの侵入を防ぐバリアのようなものを都市の周囲に巡らせ、生活可能な地上の楽園を作る。
ロストガイアにあったスクラップド・エデンは、まさにそのための実験都市として造られました。
そして地球楽園構想の主導者は、アリアの両親。

星核研究の第一人者であるアリアの両親が、ガイアダストを解決するのは不可能だと表明した通り、そこから2,000年が経った今、レーベンエルベでも問題解決には至っていません。
どうやらガイストの打開策もまた、死季そのものの解決ではなく別の方法のようです。

死季を解決するという空想が、これまで数多くの悲劇を生んでしまったのではないか。
解決できるかもしれないという希望を持つこと自体がある種のバグで、そのバグで自分の旧人格は無意味な虐殺を行おうとしてしまった。


死季の根本解決という発想から離れない限り、人類に未来はない。
そう話すガイストの打開策とは、地球楽園構想のようにリ・ガイアにバリアを巡らせ、死季から環境を守ることでした。


おおお!旧人格の真世界を創る計画よりは全然まともだ!笑
捉え方によっては、レーベンエルベが人類を管理するようにも聞こえるガイストの構想。
しかしそれは真実を知っているぽぽつーたちだからこそそう思うのであって、何も知らない人間からすればそもそも疑問を持つことすらありません。
卵の中で平穏に過ごす雛が、見えない外の世界の存在を理解することはない。
それと同じように、リ・ガイアにいわば殻の楽園を造り上げる。
それがガイストのいう打開策なのでした。

さらに、ガイストの口から驚くべき言葉が続きます。
それは、この月の揺り籠のハイバネーションの期限が迫っているというのです。

ハイバネーションはあくまでも細胞の活動を遅らせるだけである、活かし続けることはできない。
2,000年以上の時間を経た今、人類種の保管を託されたレーベンエルベに残された時間はほとんどありません。
そこでガイストは、アリアに一つの決断を迫ります。

ガイストの殻の楽園構想は、シミュレーションの結果、一応は実現可能であること。
しかしながら殻の楽園の維持には、シーズライトの全エネルギーをバリアの維持にまわさなければならないこと。
そしてそのバリアの面積は決して広くはなく、入居可能な人口がある程度限られてしまうこと。
その入居可能な人口の試算は、揺り籠で眠っているカイン種の総人口、あるいはリ・ガイアの地表に存在するアベル種の総人口のどちらかであるということ。
それらを踏まえガイストは、アリアにどちらの人類を存続させるか決断してほしいと言いました。

えーーー!!!
なんて重い選択を迫るんだ、ガイスト!
生き残れるのはどちらか一方の人類だけとか……そんなん決められへんやん!
次につづく!