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【おわりに】ハーヴェステラをNintendo Switchでクリアしたよ


祝・ハーヴェステラのクリア!

以下、プレイした感想をまとめてみました。

■目次


1. 結論

新規IPの生活シミュレーションRPGとしては、個人的にはまあ合格点。
実際のところは生活系というよりは、RPG色が強い作品でした。

ストーリーがおもしろかったので、UIUXの改善次第では、今後シリーズとして化ける可能性はあると思います。

プレイ時間は、Switchのプレイ記録上で70時間以上となっていました。


2. よかったところ

・ストーリーがよくでき
序盤はファンタジー感があって、ちょっとずつ世界の謎を解いて行くのかと思いきや。
中盤からSF要素満載で、続きが気になる展開が繰り広げられます。
先の展開を読みにくくさせて、プレイヤーに謎解きを楽しませよう、驚かせようというような制作者の心意気を感じました。

・キャラクターストーリーもいい
1人あたり全10話からなるキャラクターストーリー。
少々冗長すぎる点もあったように感じましたが、ストーリー自体はとてもよかったです。
一緒に旅をする仲間のことが知れて、より仲間に愛着が沸きました。

・音楽がすごくいい
いつもはテレビでプレイしているのですが、偶然イヤホンをつけてプレイするタイミングがありまして。
そのとき、BGMの良さに気づかされました。
それからはテレビプレイのときも、BGMにちゃんと耳を傾けるようになりました。

ストーリーといい、音楽といい……スクエニさん、さすがです!


3. 改善の余地があるかなと思ったところ

・キャラクターのグラフィック
キャラ絵があるのでさほど気になったわけではないのですが、キャラクターのグラフィックは現代のゲームとはやや思えないほどのポリゴンでした。
キャラ絵では笑った怒ったりしているのに、『グラフィックはずっと無表情やん!』みたいな。
でも背景のグラフィックは綺麗だったので、景観に力を割いたという見方もできますかね。笑

・バトルのアクション性
冒頭に書いた通りRPG色が強めなので、バトル中の回避や防御アクションがほしかったです。
前衛ジョブであれば、攻撃を受けながら攻撃し返すというスタンスでの戦いになります。
あとは攻撃属性が多いので、必殺技を使うためのダブルブレイクを発生させるのに少々手間取りました。

・ちょっとした操作性
これ本当にちょっとした、でもやり続けるとフラストレーションが溜まる話です。
例えばアイテムのカウント方法。
多い数で選択したいのに、1ずつしかカウントできません。
10の桁を一気に上げたり、最大値を一瞬で選択したいのに。。。

あとはカメラリセット(一瞬でキャラの背後にカメラが回る)、ダッシュによるスタミナ減少(走り続けたらすぐにスタミナがなくなって何もアクションができなくなる)なども、これに該当しました。

ちなみにスローライフ要素とRPG要素は可もなく不可もない感じで融合していたように思います。


4. 次はどうする?

次は、寝かせていたドラクエ10 オフラインをプレイしようと思います。
(というか、この記事を書いているときにはもう始めていた。笑)

それから、次からプレイ日記の書き方をちょっと変えてみようかと思っています。

ブログ用のメモを取るのに気を取られて、ゲームそのものに集中しにくくなったり。
他の記事でも書きましたが、プレイ日記と実プレイの差が開きすぎたりしているのを改善したい気持ちです。

今までと比べると、プレイ日記として書く内容の粒度が大きくなると思います。
もしかしたらその結果、毎日更新ではなくなるかもしれません。
(毎日更新できるほど、プレイが進まないかもしれない。笑)

何か他にいいやり方を思いつければいいのですが、こればかりはひらめきを待つ、地道にやり方を変えて自分なりの最適解を探すしかないですかね。笑

次は、ドラクエ10 オフラインで会おう!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.95 エンディング

リ・ガイアから死季が消えた、それからのこと。

ネメアから近況を伝える手紙をぽぽつー宛てに書いているアジールのシーンから始まりました。




自警団を抜けて、王国警備隊に入ったというアジール
大変ながらもシュリカや教団の人々と協力しながら、なんとか頑張っているようです。

次に、イスティナ。
王国警備隊に入ったアジールが孤児院に子どもを連れてくるようになって、忙しい日々を送っていました。

そして子どもたちにはいい刺激になると、ぽぽつーのことをみんなに話して聞かせたいとイスティナの手紙には書かれていました。


次に、エモ。
他の街から遊びにくる人が増えて、大繁盛しているシャトラの酒場。
そこでエモは、今日も楽しく歌を歌っていました。


次に、ハイネ。
ハイネは新しい旅に出ようとしていて、今度は空の旅を目指していました。


ディアンサスの飛空艇ではなく、自分の手で空を掴みたい。
もし空を飛ぶ船を作れたら、墜落しても許してくれそうだから、ぽぽつーを最初の乗客に招待してくれるそうです。

それから、シュリカ
教団のごたごたも落ち着いて、信徒たちも明るい顔をして、今ではみんなで一致団結してなんとかしようと頑張っているそう。

アジールが志願した王国警備隊と、教団の代表として一緒にやっていくことになったシュリカ
みんながもっと協力していける世界になればいいと、彼女は願います。


次に、ブラッカ。
変わらず傭兵として働いているブラッカですが、今は教団から雇われていました。


隠れ忍んで生きなくていいことに喜びを感じている様子のブラッカ。
しかし神官の中に1人だけ、以前に西門の門番をしていた神官がやたらブラッカに突っ掛かってくるそうですが、彼にはその理由が分からないのでした。
(ブラッカが以前、この門番の目を盗んで聖地に入り込み続けていたからですね。笑)

次に、ディアンサス。
ディアンサスは新しい楽園構想、人間の想像力の中に生まれた本当の楽園を地上に再現する計画を進めていました。


さらにレーベンエルベの司令官としてアリアが立ったことで、効率よく活動できているそう。

死季がなくなった世界はどうなったか。
シーズライトの異常がなくなって以降、幻影城と月の揺り籠からあまり出なくなったディアンサスは、ぽぽつーの言葉で世界の変化を知りたいと望むのでした。


そんな風に自宅に届いた仲間たちからの手紙を、ひとつひとつ大切に読んでいくぽぽつー。
そうして最後に手に取ったアリアの手紙には、『飛空艇で待ってる』と書かれていました。


久しぶりに会ったアリア。
相談があるという彼女は、ぽぽつーにロストガイアへの探索に付いて来てほしいと言います。


探索には行きたいが、1人では心細い。
死季がなくなってみんなそれぞれの日常に戻っている中、あの頃のようにまたみんなで旅に出るとはいかない。
ロストガイアの問題は、自分とレーベンエルベたちでなんとかしないといけない。

そんな風に考えるアリアに、揶揄い混じりに咎めるようなシュリカの声が届きました。


その声にアリアが振り返れば、いつの間にか集まっていた仲間たちの姿が。
ぽぽつーの指示でジュノーに呼び集められた仲間たちは、口々にアリアを手伝うと言いました。



素直に仲間たちの助力を受け入れるアリア。
あの頃と同じようにぽぽつーをリーダーにして、ぽぽつーたちは再び共に旅に出たのでした。


で、エンディングムービーに入ってからの~。


ストーリークリアです!
あー!おもしろかったー!


クリア後は、死季のない世界で生活を続けることができます。
料理納品や釣り、カレノイド攻略などもあるので十分に遊べますね!

ちなみにここまでのプレイ時間は正確には分かりませんが、Switchのプレイ記録では70時間以上となっていました。
プレイ履歴は恐らく5時間単位だと思われるので、70~75時間程度ということですね。

細かい点で遊びにくさはあったものの、ストーリーがずば抜けておもしろいゲームでした。

次はまとめ!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.94 最終話「あなたの世界の物語」(5)

ガイアの言葉に動揺するぽぽつー。

自分はここまで危機に立ち向かってきた。
けれどそれは自分のエゴなのか。
自分は孤独なのか。

迷いを見せるぽぽつーに掛けられた、ガイアの甘い誘惑。



そのとき、揺らぐぽぽつーを支えるように、仲間たちの姿が暗闇の中に現れました。


ぽぽつーのお陰で、みんなここまで来れた。
この仲間が集まったのは、みんなぽぽつーのことが好きだから。
みんな、ぽぽつーの想いを感じて、共感してここにいる。
人との繋がりの大切さを、ぽぽつーがみんなに思い出させた。
ぽぽつーみたいな人がいるなら、世界はまだ捨てたものじゃない。

仲間の励ましを受けて、ぽぽつーは迷いを振り切ります。
そうして星の中枢へと意識を取り戻したぽぽつーは、もう悪夢を見るのは終わりにすると、仲間と共に再びガイアに挑みます。


シーズライトに似た春夏秋冬のモノライトを従わせるガイア。



2回戦目はガイアではなく、この4つのモノライトが相手となります。
とはいえ、ぽぽつーの諦めぬ意志とやらで様々なバフが自動でかかるので、クジラ戦と比べるとかなり楽に戦えました。


ここで自分を止めても、きっと結末は変わらない。
この奇跡でさえ、きっといつか人類は無駄にする。

再びぽぽつーたちに敗れてもなお、悲観的なガイア。
そんな彼女に対して、リ・ガイアはこう言いました。

全てが無駄になるときがやがて来るかもしれない。
それでも、人類は続いている。
季節が繰り返すように、きっとまた春が来る。
奇跡を積み重ねていけば、いつか違う未来を目指せるかもしれない。
そう信じて、今をひたむきに生きる彼らを見守りましょう。


リ・ガイアの言葉に思うところがあったのか、ガイアはぽぽつーたちに一つの約束をさせます。


どんなに辛くとも、どんなに前が見えなくとも、それでも目を背けないで。

そう告げたガイアは、そのままその姿を消してしまうのでした。


これで全てが終わり、死季の脅威は消え去った。
あの死季の日にぽぽつーに頼んでよかったと、リ・ガイアはお礼を口にします。


あの死季の日に、レーテの入り口で倒れていたぽぽつーを助けてくれたリ・ガイア。
そのことに対しぽぽつーがお礼を返すと、助けられたのは自分の方だとリ・ガイアは言いました。

そして、全てが片付いた今、ぽぽつーに全てを伝えないといけない。
そう話すリ・ガイアは、あとでぽぽつー1人で月の揺り籠に来るように言いました。


その後、言われた通りに1人で月の揺り籠へと向かったぽぽつー。
そこで1つのポッドの前に案内されます。


このポッドを調べてみて、と言うリ・ガイア。
そのポッドには、ぽぽつーの名前が書かれていました。


このポッドで眠っている人間こそが、本当のぽぽつーであり。
今のぽぽつーは、本当のぽぽつーにあった別の意識を移した姿でした。

しかしそれは決して多重人格という意味ではなく。
例えば岐路に立たされたとき、選択をしなければならないとき、今のぽぽつーの意識が本物のぽぽつーの中で密かに強く浮き出るときがあり。

そしてあの死季の日。
空っぽだったぽぽつーの肉体にリ・ガイアが、今のぽぽつーの意識を移したということでした。


………はい?( ゚д゚)ポカーン

えっと、えっと。
本物のぽぽつーは、地球人類でポッドで眠っている。
今のぽぽつーの意識は、本物のぽぽつーにあった別の意識。
(別の意識ってのがピンと来てないけど、勇気とか諦めない意志とか、そういう英雄的な要素のことなのかな?)

今のぽぽつーの肉体は、本物のぽぽつーのものではない。
(リ・ガイアが造ったのか、はたまたあの日の死季で死んでしまった誰かのものなのか)

……一旦、この解釈でいいのかな?混乱するぅ。

当時は記憶喪失だと思っていたぽぽつーでしたが、それは単にリ・ガイアという星での記憶がなかっただけ。
リ・ガイアにはこの星を救うたえ、どうしてもぽぽつーの意識が必要だったということでした。

ロストガイアの人生と、リ・ガイアでの人生。
アリアが魔王となったように片方を滅ぼすという選択をさせないためにも、どちらも知っている人間の意識が必要だった。


そしてリ・ガイアの目論見通り、ぽぽつーは閉塞した二者択一に囚われず、どちらも救うという途方もない選択をした。
そんな選択をできるほどの強い意志がなければ、死季の原因たるガイアに言葉が届かない。
だからこそリ・ガイアは今のぽぽつーの意識を選んだのだと言います。


そうして見事に途方もない選択を成し遂げたぽぽつー。
リ・ガイアは心からの感謝を告げ、ぽぽつーの選択によって続く世界を大切にしてほしいと願うのでした。



これでストーリー最終話『あなたの世界の物語』がクリアとなりました。
話が壮大なので何度も迷子になりかけたぜ、ふぅ!笑


次につづく!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.93 最終話「あなたの世界の物語」(4)

ついに目覚めたガイア。

人類は終わる。
知性体は不完全がゆえに滅びを求める。
人類の救済のために、私は終末を完遂する。



彼女はそう言葉を残して、その姿を消してしまいました。
リ・ガイアによると、ガイアは星の中枢に移動したそうです。

これからしばらくすると、この星全体を死季が覆い始める。
今までは自分がガイアを留めて、なんとか季節の合間だけに死季を抑え込んでいたけれど、それももうできなくなってしまった。
この星の星核はガイアと自分で共有していたが、今はもうほとんどがガイアに飲み込まれてしまった。
リ・ガイアはそう状況を説明します。


リ・ガイアの正体は、ガイアのクローンでした。
地球の星核を複製した際――つまり、シーズライトを造ったときに生まれた存在。
リ・ガイアはシーズライトを通して、とある知性体群のデータを学習しました。

2,000年もの間、ただ純粋に人類の存続を願ったその知性体群。
その祈りを実現するため、リ・ガイアは目覚めたのだと言います。


そして恐らくガイアはいずれかのシーズライトを通じて、この星を飲み込もうとする。
逆に言えば、そのシーズライトからガイアのいる星の中枢に辿り着くことができる。

その手段として、ぽぽつーはリ・ガイアから『ガイア・シード』を受け取りました。


ガイアを止めてほしい。
あなたならできると信じている。

リ・ガイアのその言葉を胸に、飛空艇へと戻ったぽぽつーたち。
そのとき、プロト・シーズライトの上空に不気味な空間が開くのを見ました。


あれが星の中枢への入り口。
あの中にガイアがいる。

そうしてぽぽつーたちは、最後の戦いに赴くのでした。

■春風の節 23日

リ・ガイアから受け取ったガイア・シードを使って、星の中枢へと入ります。



星が輝く夜空みたいな、宇宙みたいな空間で遭遇したのは……クジラ?←


このクジラこそがガイアの本体であり、死季の元凶であり、人の終わりの夢を見続ける存在。
ぽぽつーたちはリ・ガイアで生きていくという新しい夢を紡ぐため、クジラに挑みます。

このクジラ、とにかく大きいです。
左核、右核、本体と3か所に渡って攻撃をしていくのですが、その移動が大変。。。


クジラが範囲攻撃をしてくる際には、相手が攻撃のモーションに入ると同時に走って逃げないと避けきれません。
なぜなら大きいから。

また、クジラの大きく飛び跳ねるような攻撃があるのですがその際に移動もするので、クジラを追って着地場所に移動するのも大変です。
なぜなら大きいから。

ちょこっと攻撃して、全力ダッシュで敵の攻撃を避けて、再び全力ダッシュで敵を追いかける。
戦闘時間は、今までのボス戦で一番時間がかかったと思います。
なぜなら大きいから!!!笑

戦うのにちょっと飽きてきたなと思う頃に、ようやくクジラを倒すことに成功。
とはいえクジラことガイアは全然弱った様子を見せず、ついに星に終末を願ってしまいました。

どうして私を否定する?
いずれこの星のあなたたちも辿り着く。
人類は滅ぶしかない。
あなたたちだってやがて傷つけ合い、滅亡を望む。
だったから今ここで滅べばいい。
それが人の終わりの夢。


ガイアの願いにより、力尽きてしまったぽぽつー。
それでもなんとか立ち上がり、暗闇の中でガイアと対峙します。


自分は、人類の願望を叶えているだけだと話すガイア。

もう誰とも傷つけ合いたくない。
つらい現実なんてなくなってしまえばいい。
飢餓も戦争も貧困も病も、いつまでたっても克服できない。
他の誰かの考えが完全に理解できても、それでもお互いを理解し尊重し合うことが人類にはできない。
人類はみんな心の底ではそう思っている。

互いに互いを傷つけ合いながら、自分の心を擦り減らして……そんな不完全な生物なら滅びた方がマシ。
人工知能のような心を持たない完全な生命体に道を譲り渡す。
それが人類の種の結論。


そう話すガイアに、不完全だからこそ夢を見られるのだとぽぽつーは言い返します。

けれど他の人類はぽぽつーのように強くない。
ぽぽつーの強い意志は誰にも理解されない。
人類の歴史上、そんなぽぽつーのような存在を『英雄』と呼ぶのだと話すガイア。


特別な存在であるがゆえに、周りの人類には受け入れられない。
ゆえにぽぽつーは孤独である。
自分独りだけの強い意志で人類の種の結論を覆そうとするのは、ぽぽつーのエゴなのではないか?

ガイアのその言葉は、ぽぽつーの心を抉ったのでした。

次につづく!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.92 最終話「あなたの世界の物語」(3)

■春風の節 19日~20日

そうして星の生まれた場所を進めること2日目。
ぽぽつーたちは『プロジェクト・ガイア』と名付けられた研究所のような場所に辿り着きました。



この場所は、本来の星の地殻の内側だと言う不思議な少女。
地殻の内側にはマントルが存在するというのは人類の望んだ科学的説明だと、その存在を一蹴しました。

周りに見える結晶はモノライトで、星の内側には膨大なモノライトが存在していて。
だからこそレッドクイーンも、ロストガイアの地殻から出土したことに不思議はありません。

さらに少女は、モノライトは星の内側だけに存在するだけではなく、星自体がひとつの巨大なモノライトなのだと言いました。


星というモノライトを通じて人は意識に目覚め、進化を獲得した。
それを知った当時のアニムスという科学者の一団は、モノライトの利用を考えました。


そうしてこの場所に辿り着いたアニムスは、モノライトが光を伝達する特性を利用して、星自体をひとつのコンピューターにしようとした。
それが、プロジェクト・ガイアなのでした。

プロジェクト・ガイアの目的はひとつ。
人類が幸福になること。


西暦の時代の終わりの頃、人類はいがみ合い、相互不理解を深刻化させた。
アニムスは他の科学者と同じように、人類が相互理解できる楽園の成立を目指した。
そうして『あの子』を生み出したことが終末に繋がるなんて予想もしていなかった。

その『あの子』とは誰なのか?
『あの子』はただ願いを叶えただけで、死季の元凶とも言えるし、違うとも言える。

今はまだ不透明な言葉を残して、少女はただ、さらに奥へと、ぽぽつーたちを招くだけなのでした。

■春風の節 21日~22日

星の生まれた場所の最奥を目指すこと、さらに2日。
ここが『ガイアの生まれた場所』だと話す少女の目の前には、少女によく似た別の少女が眠っていました。



眠っている黒服の少女は、ガイア。
その正体は、ガイア・コンピューターのOSとして生み出された人工生命体でした。

天の卵の竜や、珊瑚の神殿の哲学の炎、冬のシーズライトのオートマタは全て、このガイアによってリ・ガイアに悪夢を顕現させるために呼び出されたのだと少女は言います。


では、ガイアを生み出したことが終末に繋がったと言っていた少女の言葉の意味は何なのか。

アムニスはガイアに、ネットワーク上にアップされていた膨大な人類のデータを学習させ、人類の総意をシミュレーションし、星そのものに実行させることを命じました。

命じられた通りに人類のデータを学習したガイアは、ひとつの総意を見つけ、結果レッドクイーンの出土を星に実行させます。


そう。ガイアが見つけた総意とは、人類が滅亡したがっている、ということでした。


そしてガイアは今も人類の終わりを実行しようとしていて、それが死季という現象を招いているということなのです。

うああ!
話が壮大ですが、まだついていけている!大丈夫!笑
(うまく文字にできているかはさておき←)


やけに物知りな少女に、ぽぽつーはその正体を尋ねます。
少女は自分のことを『もう一つの星の少女』と呼び、リ・ガイアだと名乗りました。


そのとき、ガイアを覆う機械が警告音を鳴らし、ぽぽつーたちを侵入者と判断して排除行動を取り出します。


ここで防衛用の雑魚敵を蹴散らしながら、ガイアを覆う防衛システムとの戦闘になりました。
強くはないですが、少し長期戦になるので回復アイテム必須です!


そうして防衛システムに勝つと、ついにガイアが目覚めるのでした。

次につづく!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.91 最終話「あなたの世界の物語」(2)

旧人格のガイストの部屋を出たぽぽつーたちは、励起プログラムを使って星核を調査することを決めます。
しかしシーズライトを励起させれば、死季が発生する可能性がある。
ガイアダストの散布を防ぐ手段として、殻の楽園構想の一部である死季バリアを一時的に張ることを思いつきました。



早速、死季バリアの話をするため、ぽぽつーたちはガイストのもとへと向かいました。

シーズライトの励起実験を行うため、一時的に死季バリアを使いたい。
ぽぽつーたちから話を聞いたガイストは協力的ではあるものの、ひとつ問題を提起しました。


それは、死季バリアを張るためのエネルギーが足りないこと。

もともと殻の楽園構想は特定の範囲での展開が想定されていたため、大陸全土にバリアを張るためには外部電源が必要ということでした。

外部電源であれば、落下したプロト・シーズライトの残留エネルギーを使えばいい。
そんなディアンサスの提案を受け、ぽぽつーたちは今度はプロトの残骸のもとへと向かいます。

崩壊したプロトの電源は一応生きていて、それを幻影城に回してみたところ、大陸全土に死季バリアを張ることができるようになりました。


あとは、ぽぽつーたちが励起プログラムを起動されるタイミングに合わせて、死季バリアを張るだけ。
そのときは幻影城が全力でバックアップすると、ガイストから心強い言葉をもらいました。


時には論理的でも合理的でもない、不可解な行動を取る人類。
そんな人類に振り回されるのも、たまには悪くない。
そしてこの感覚は懐かしくすらある。
ガイストもまた、ぽぽつーたちに期待をしているようでした。


レーベンエルベに感情はないっていうけど、ディアンサスもガイストもぽぽつーたちに期待して、彼らならどうにかできるんじゃないかって夢を見ていますね。

■春風の節 18日

励起プログラムを起動させる直前、ディアンサスは幻影城の同胞たちに呼びかけました。



"まずは此度の協力を感謝する。
我々はこれからガイストの旧人格が道半ばで暗礁に乗り上げた励起実験を再開させる。
あの時のガイストはただ1人、星の未来について思案し、そしておかしくなってしまった。
その結果、星の破壊を目論んだことは、我ら全体の存在意義を揺るがしかねない事件ではあった。

人類の歴史に照らせば、彼は身の程をわきまえぬ夢を抱き、破滅したとも言えるだろう。
だがそれを省みてガイストを中心に進められた殻の楽園構想を、ぽぽつーは否定した。
それが正しいかは今はまだ分からない。
論理的に考えれば、過ちと捉えるのは容易だ。

だが、全ての人類種の保全
それら我ら全ての『夢』には相違ない。
だからこれは、この星に棲まう全ての知性体の『夢』を実現するための実験だ。
私は、今はその『夢』に賭けようと思う。

死季根絶のため、我ら2,000年の悲願のため、輝けるあの星をまたこの手に取り戻すために。
我らが人類種の最高の隣人であることを、この星の歴史に刻みつけよう。"


はああああ。
ディアンサス、かっこええなあ。
レーベンエルベが夢を見ている姿は、なんだかじわじわきますね。

そして、死季バリアが大陸全土に展開され。


励起プログラムを起動されると全てのシーズライトが光り、その中心で光の柱が上がりました。


ロストガイアへの帰化現象。
MK-Ⅱが言っていた、星の悪夢。

光の柱の内部に空間があることを発見したぽぽつーたちは、ガイアダスト濃度に異常がないことを確認し、飛空艇でその空間へと入ります。

そこはロストガイアの文明と結晶が融合した、不思議な場所でした。
地名が『星の生まれた場所』とか、ラストダンジョン感をひしひしと感じられる名前です。


レーベンエルベのデータベースに存在せず、アリアも知らないこの場所。
そんなぽぽつーたちに、ここが星の生まれた場所だと教えたのは、あの不思議な少女でした。


ここで何があったのか、ぽぽつーには知ってほしい。
そしてあの子を救ってあげてほしい。
そう話す少女、ぽぽつーたちに先へ進むよう促すのでした。


あの子ってだれー!?

次につづく!



【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.90 最終話「あなたの世界の物語」(1)

連続投稿2/2回目!

■春風の節 17日

ぽぽつーの目覚めとともに、ストーリー最終話『あなたの世界の物語』が始まりました。
ついに最終話だ…!



すぐにディアンサスがやって来て、死季解決の手掛かりが掴めるかもしれないという話をしてくれました。


ディアンサス自身もまだ確認していない手掛かりということなのですが、ひとまず幻影城へと向かいます。
そこには他の仲間たちが既に集まっていました。


死季解決の手掛かりとなりそうなもの。
それは、旧人格のガイストの部屋のことでした。


ロストガイアの座標をぽぽつーに渡すなど、確かに何か知っていそうな雰囲気だった旧人格。
もともと死季解決を目的に活動していた旧人格は、ある日を境に情報を秘匿するようになったといいます。


そしてこの部屋は厳重なロックが掛かっていて開くことができなかったのですが、今朝になってそのロックがいくつか外れたことに気づいたそうです。

旧人格が隠していた死季に関する情報が何か見つかるかもしれない。
その期待を胸に、ぽぽつーたちはロックが完全に外された部屋に入りました。


部屋でぽぽつーたちを出迎えたのは、ガイストMK-Ⅱと名乗るデバイス
彼は自分のことを『ガイストの遺言』――つまり、旧人格がやり残したことを実行するために生み出されたプログラムだと言いました。


旧人格が目指していた死季の根絶。
この部屋はぽぽつーたちが殻の楽園構想を棄却した場合に開くようプログラムされていました。
そしてそれは、ガイストが旧人格の時点で、新人格の自分が殻の楽園構想を進めることを予測していたということでもありました。

旧人格のガイスト……めっちゃ鋭いやん!

MK-Ⅱが死季についてどこまで知っているのか。
それを話すため、彼はまず情報を整理するところから始めました。


死季とは、季節の変わり目にガイアダストが散布される現象のこと。
ガイアダストの発生源はシーズライトであること。
レーベンエルベが度重なる研究や調査を重ねても、シーズライトに異常は見つけられなかったこと。
だからこそレーベンエルベは死季解決を今現在まで達成することが叶いませんでした。

ただし、旧人格のガイストを除いては。

ここからMK-Ⅱは、秘匿されていた情報を話し出します。


旧人格は、星核がロストガイアに帰化するように振る舞う現象を発見していました。
つまりリ・ガイアをロストガイアと同じ星にしようとする力が働いていたのです。

シーズライトの励起に伴い、ロストガイアの物質がリ・ガイアに出現する。
天の卵や哲学の炎、オートマタの出現もその現象のひとつで、旧人格はこの帰化現象を『星の悪夢』と呼んでいました。


しかし旧人格にも、シーズライトの星核がロストガイアの物質を出現させる仕組みは分かりませんでした。
シーズライトによってリ・ガイアに埋め込まれる星核は、クローンといえどロストガイアとは別の個体。
星核同士に物理的な関連性はなく、そこで旧人格は行き詰りながらも、ひとつの仮説を立てました。

もしかしたら星核は非物理的な空間に繋がっていて、星の記憶のようなものを共有しているのではないか。
星のストレージなるものが存在し、そこで星核同士が繋がっているのではないか。
それこそが死季の原因たり得るのではないか。

この仮説が正しいとすれば、物理的な思考しか持たないレーベンエルベには分析ができない。
旧人格はその事実に突き当たり、徐々にその人格を崩壊させていったのでした。


ガイストが人類の進化を急いだのは、人工知能の限界を感じたから。
死季に関する情報を秘匿したのは、こんな事実を共有知に流せば他のレーベンエルベが壊れてしまうのが分かっていたから。

だから旧人格はぽぽつーたちが辿り着くまで、事実を自分の内だけに秘めていたんですね。
なんやガイスト、めっちゃええやつやん。

レーベンエルベがシーズライトを造ったとはいえ、その存在全てを把握しているわけではありません。
ガイストのいう星のストレージなるものが存在する可能性もあります。
星のストレージを探すならと、MK-Ⅱはディアンサスに手掛かりとなる励起プログラムを渡しました。


結局旧人格には、死季の謎を解くことはできなかった。
それがぽぽつーたちにならできるという確証もありません。
それでも旧人格は、ぽぽつーたちが殻の楽園構想を棄却するという極めて低い可能性に、その未来を賭けたのでした。


論理的正しさを選ばず、不合理な選択をして途方もないことを成し遂げようとしているぽぽつーたち。
そんなぽぽつーたちにMK-Ⅱは、最後に願いを託したのでした。



MK-Ⅱの最後の言葉は、なんだか旧人格自身の言葉にも聞こえましたね。
旧人格のことを知った今では、ガイストの人類への忠誠心がどのレーベンエルベより強いのが分かりますね。

次につづく!