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【ネタバレプレイ】ハーヴェステラ - Part.93 最終話「あなたの世界の物語」(4)

ついに目覚めたガイア。

人類は終わる。
知性体は不完全がゆえに滅びを求める。
人類の救済のために、私は終末を完遂する。



彼女はそう言葉を残して、その姿を消してしまいました。
リ・ガイアによると、ガイアは星の中枢に移動したそうです。

これからしばらくすると、この星全体を死季が覆い始める。
今までは自分がガイアを留めて、なんとか季節の合間だけに死季を抑え込んでいたけれど、それももうできなくなってしまった。
この星の星核はガイアと自分で共有していたが、今はもうほとんどがガイアに飲み込まれてしまった。
リ・ガイアはそう状況を説明します。


リ・ガイアの正体は、ガイアのクローンでした。
地球の星核を複製した際――つまり、シーズライトを造ったときに生まれた存在。
リ・ガイアはシーズライトを通して、とある知性体群のデータを学習しました。

2,000年もの間、ただ純粋に人類の存続を願ったその知性体群。
その祈りを実現するため、リ・ガイアは目覚めたのだと言います。


そして恐らくガイアはいずれかのシーズライトを通じて、この星を飲み込もうとする。
逆に言えば、そのシーズライトからガイアのいる星の中枢に辿り着くことができる。

その手段として、ぽぽつーはリ・ガイアから『ガイア・シード』を受け取りました。


ガイアを止めてほしい。
あなたならできると信じている。

リ・ガイアのその言葉を胸に、飛空艇へと戻ったぽぽつーたち。
そのとき、プロト・シーズライトの上空に不気味な空間が開くのを見ました。


あれが星の中枢への入り口。
あの中にガイアがいる。

そうしてぽぽつーたちは、最後の戦いに赴くのでした。

■春風の節 23日

リ・ガイアから受け取ったガイア・シードを使って、星の中枢へと入ります。



星が輝く夜空みたいな、宇宙みたいな空間で遭遇したのは……クジラ?←


このクジラこそがガイアの本体であり、死季の元凶であり、人の終わりの夢を見続ける存在。
ぽぽつーたちはリ・ガイアで生きていくという新しい夢を紡ぐため、クジラに挑みます。

このクジラ、とにかく大きいです。
左核、右核、本体と3か所に渡って攻撃をしていくのですが、その移動が大変。。。


クジラが範囲攻撃をしてくる際には、相手が攻撃のモーションに入ると同時に走って逃げないと避けきれません。
なぜなら大きいから。

また、クジラの大きく飛び跳ねるような攻撃があるのですがその際に移動もするので、クジラを追って着地場所に移動するのも大変です。
なぜなら大きいから。

ちょこっと攻撃して、全力ダッシュで敵の攻撃を避けて、再び全力ダッシュで敵を追いかける。
戦闘時間は、今までのボス戦で一番時間がかかったと思います。
なぜなら大きいから!!!笑

戦うのにちょっと飽きてきたなと思う頃に、ようやくクジラを倒すことに成功。
とはいえクジラことガイアは全然弱った様子を見せず、ついに星に終末を願ってしまいました。

どうして私を否定する?
いずれこの星のあなたたちも辿り着く。
人類は滅ぶしかない。
あなたたちだってやがて傷つけ合い、滅亡を望む。
だったから今ここで滅べばいい。
それが人の終わりの夢。


ガイアの願いにより、力尽きてしまったぽぽつー。
それでもなんとか立ち上がり、暗闇の中でガイアと対峙します。


自分は、人類の願望を叶えているだけだと話すガイア。

もう誰とも傷つけ合いたくない。
つらい現実なんてなくなってしまえばいい。
飢餓も戦争も貧困も病も、いつまでたっても克服できない。
他の誰かの考えが完全に理解できても、それでもお互いを理解し尊重し合うことが人類にはできない。
人類はみんな心の底ではそう思っている。

互いに互いを傷つけ合いながら、自分の心を擦り減らして……そんな不完全な生物なら滅びた方がマシ。
人工知能のような心を持たない完全な生命体に道を譲り渡す。
それが人類の種の結論。


そう話すガイアに、不完全だからこそ夢を見られるのだとぽぽつーは言い返します。

けれど他の人類はぽぽつーのように強くない。
ぽぽつーの強い意志は誰にも理解されない。
人類の歴史上、そんなぽぽつーのような存在を『英雄』と呼ぶのだと話すガイア。


特別な存在であるがゆえに、周りの人類には受け入れられない。
ゆえにぽぽつーは孤独である。
自分独りだけの強い意志で人類の種の結論を覆そうとするのは、ぽぽつーのエゴなのではないか?

ガイアのその言葉は、ぽぽつーの心を抉ったのでした。

次につづく!