ゆるぽぽ帳

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【ネタバレプレイ】FF16 #71 原初の楔

バハムートが狂う出来事となった、ディオンの記憶を垣間見たクライヴ。
我に返ったあとは、ひとまず脱出を急ぎます。



ジョシュアはオリヴィエを失った悲しみに暮れるアナベラにも声を掛けましたが、アナベラは既に正気を失っていました。



隠し持っていた短剣の切先をジョシュアに向け、彼を『化け物』と呼びつけるアナベラ。
次の瞬間、彼女は短剣を自らの首筋に向けて、ジョシュアが止める間もなく自ら命を絶ってしまいました。


やるせない気持ちを抱えたまま、フェニックスに乗ってその場から脱出するクライヴたち。
フェニックスが飛び去るとほぼ同時に、花のような形をしていたクリスタルは崩壊しました。


その崩壊するクリスタルの上で地上を見下ろしていたのは、アルテマ


"人の生み出したる自我。それをつなぐ思念。
思念が自我と自我を絡め、彼我の境界を曖昧にする。
なれば再び個として存立せよ。
その思念の鎖を断ち切る人よ、『あるべき姿』に戻るがよい。
理の名をもって創世に至る『原初の楔』を…!"



なんだかよく分からないことを言いながら、何か技っぽいものを発動したらしいアルテマ
今度は何する気なんでしょうね。。。

それからしばらく後、とある場所では。
ベネディクタ(?)の前に跪くバルナバスの姿がありました。


ベネディクタに従順な態度を見せるバルナバス。
次の瞬間、ベネディクタの姿だったそれはフーゴに変身していました。


人の『思念』について語るフーゴ
こういうわけ分からないことを話すのはアルテマしかいませんね←

"火の子らが邂逅したことで、一時のことなれど無窮の力を解放した。
まもなくミュトスは我の器として完成しよう。"

フーゴから元の姿に戻ったアルテマは、クライヴについて言及します。

器を完成させるためには、信頼、敬慕、慈愛、ミュトスにまとわりつく人の思念を排除し、この手に取り戻さねばならない。
『原初の楔』によって人は『無』となり、ミュトスへの思念は断たれる。

そう話すアルテマでしたが、ひとつだけ懸念がありました。

それは、クライヴ自身の発する思念が、新たな鎖を生み出すかもしれないということ。


"我とミュトスはひとつとなり、真あるべき世界を創世する。
ミュトスを人として進化させてはならん。"

それはアルテマの望みを叶えるため、ついにバルナバスが動く時が来たということでした。


そんな従順なバルナバスの前に、アルテマから1人の女性が姿を現わします。
バルナバスはその膝に縋り付き、その女性を母と呼んだのでした。


バルナバスにマザコン疑惑…!?←

そして隠れ家では、自室でクライヴとジルは話していました。


ジョシュアは隠れ家に戻ってからずっと気を失ったまま。
その胸には肉腫のような大きな傷があり、そこを中心に石化がかなり進んでいるそう。

そうしてクライヴが見上げた空は、明らかに普通ではない雲で覆われていたのでした。


ここでクライヴがバハムートの力を使えるようになりました!
メガフレアを撃ってみたいのですが、スキルにあるかなあ。

次につづく!



【ネタバレプレイ】FF16 #70 ザンブレクの悲劇

1体の召喚獣となったイフリートとフェニックス。



この力ならバハムートを倒せると、クライヴとジョシュアの意識はお互いに確信し合います。

そして戦いの舞台は宇宙へ。(!?!?)
イフリートの名前が、『イフリート・リズン』になっていました。
何か意味があるのかな?


やんややんや遣り合って、バハムートの気が狂ったとしか言いようのない究極奥義『ゼタフレア』が放たれます。
(なんなん、ゼタって。逆にもう桁数分からんすぎて、すごさが伝わらない。笑)


覚悟を決めてゼタフレアへと突っ込んでいくイフリート・リズン。
召喚獣といえど、生身でゼタフレアに立ち向かうなんてこちらも気が狂ってますね←


イフリート・リズンはゼタフレアを打ち破り、その勢いのままバハムートを貫き、この召喚獣合戦に勝負がついたのでした。


召喚獣への顕現が解け、無防備なままで地上へと落下していくディオン。
バハムート・リズンの融合が解け、フェニックスがディオンを拾い上げます。

そうして3人はなんとかアナベラとオリヴィエがいる場所へと戻り、クライヴとジョシュアは、ようやく生きて会えたことを喜び合うのでした。


ジョシュアがジルとトルガルとの再会も喜んでいる中、気を失っていたディオンが目覚めます。



目覚めて早々、アナベラの傍に立つアルテマの姿を見たディオン。
力を振り絞ってアルテマへと槍を投げつけばその槍はオリヴィエを貫き、オリヴィエは跡形もなく消え去って行きました。



朦朧とする意識の中、ここにいるはずのない父・シルヴェストルに向けて成果を報告するディオン。


――シルヴェストルがディオンの手を取った。
その幻を最後に、ディオンは再び倒れてしまいます。
(え?もしかして死んだ…?)


一方でアナベラは、『傑作』とも呼べる我が子・オリヴィエの消失に慟哭していました。
そんな彼女の姿を見ていたクライヴたち。


フェニックスの癒しの力でディオンを回復させつつ、この場からの脱出を試みます。
(ディオン…!生きてた…!)


そうしてクライヴがディオンの身体に触れたとき、激しい頭痛とともにディオンの記憶が流れ込んできました。

ディオンの指揮の下、謀反を起こした聖竜騎士団。
神皇宮は騎士団の鎮圧で混乱を来たしていました。


そんなとき、ディオンが単騎で颯爽と神皇宮へと姿を現わします。
そして彼は、父を助けに参上したのだと言いました。

"今ザンブレクは闇に塗れております。
その根源こそ逆賊アナベラにほかなりません。"

シルヴェストルは闇に蝕まれ、自分を見失っている。
とても心の優しい為政者だったはずが、なぜこうも民を蔑ろにするようになったのか。
なぜ新たな火種を蒔こうとしているのか。

全てはアナベラがザンブレクに現れてから。
しかし広がった闇も『人形』を失えばすべて潰えるだろう。

そう言ってディオンは、槍の切先をオリヴィエを向けます。


人が死ぬなら産めばよい。
建屋が燃えれば建てればよい。
かつてそう言っていたシルヴェストル

ならば全ての人々が死に絶え、全ての建屋が焼き尽くされたそのとき、国は、指導者は、神は、一体どうなるのか?

多くのマザークリスタルが失われ、黒の一帯は広がり続け、人々は混乱している。
この国難こそ皇家が民を守らねばならないにも関わらず、他国に戦を仕掛けヴァリスゼア全土を手中に収めようとしている。

"貴方は皆が築き上げてきた愛するものをすべて灰にせよとおっしゃるのか!"


ディオンの言葉がシルヴェストルの心を揺さぶったかのように見えた次の瞬間。
オリヴィエの言葉が、全てを台無しにしました。

"わたくしが灰にしろと言ってるんだ。
みんな焼けばすぐに片がつくじゃないか、バハムートになってさ。
ほら、ヴァリスゼアを手に入れてよ、兄上。"


のぉぉおおおん!!!オリヴィエ、空気の読めない子!!!
(中身はアルテマなんだけどさ。)

燃え上がった激情のまま、オリヴィエに向かって力強く槍を投げるディオン。
しかしその刃が貫いたのは、オリヴィエを庇って前に出たシルヴェストルの身体でした。


絶命する父を前に、悲しみに顔を歪めるディオン。
そんなディオンに向けて、オリヴィエは尚も鋭い言葉を突きつけます。


"さすがは父上。かばってくれると思ってた。
本当はもう少し早くこうなってるはずだったけど。
お前は本当に我慢強いね。
でもこれで、ようやく壊れてくれそうだ。"


ミュトスが近くまで来ている。
さっさと暴れてミュトスに狩られて来い。

――父殺しのディオン。

目を怪しく光らせたオリヴィエにそう呼ばれ、ディオンは理性を失くしたのでした。


次につづく!



【読書レビュー】夏の王国で目覚めない(彩坂 美月)


■あらすじ

再婚の父に新しい母と弟。
私だけが家族になりきれてない……
高校生の美咲は寂しさを埋めるため正体不明の作家・三島加深の小説に熱中していた。
ある日、加深関連のサイトで『ジョーカー』という人物に「ミステリツアーに参加して謎を解けば加深の未発表作を贈る」と誘われる。
家を出て三日間のツアーに飛び込む美咲だが――参加者の消失、死体、さらに……
これは少女が体験した、二度と来ないひと夏のクローズドサークル


■感想

彩坂 美月さんの作品は初めて読みます。
タイトルが綺麗だったのと、物語にミステリー要素があるようでしたので、購入を決めました。

結論、読んでよかった1冊でした。

内容としてはやや本格さが足りないところもありますが、それでも問題なくミステリー小説だと呼べる作品です。
ミステリー小説をよく読む身として、クローズドサークルの状況を作る腕前は素直にすごいなと思いました。

あと、読後がすごく爽やかなのも良かったです。

これは主人公の美咲が高校生ということ、夏の三日間のできごとということ、結果的に血生臭い事件にならずに済んだこと、美咲の心の成長が描かれていることなどが要因だと思います。

同じミステリツアーに参加した人々は水知らずに人たちばかりですが、その中に美咲と年頃の近い、好青年も参加していました。

この緊張が続くツアーの中で、美咲とその好青年とが少しずつ距離を近づけていく。
犯人が参加者の中に紛れているかもしれないという状況で、少しずつ信頼関係を結んでいく。

そういった甘くて青い要素が、いい味を出していました。

作品としてはラノベのような良い意味での『軽さ』があるので、気持ちよくさっぱりする小説が読みたいという気分のときにはぴったりだと思います。
(とはいえミステリー小説なので、緊張感がある場面はもちろんありますけどね。)

少々ボリュームがある作品ではありますが、読みやすさもあるので、気軽にお勧めできる作品でした。

【読書レビュー】汝の名(明野 照葉)


■あらすじ

三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。
だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。
そんな陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。
しかし、ある日を境に、この奇妙な姉妹関係が崩れ始め、驚愕の事実が明らかになっていく……。


■感想

表紙とあらすじに惹かれて購入した一冊です。
明野 照葉さんの作品は初めて読みます。

本作、女と女の戦いが繰り広げられるわけですが、その戦いが妙に癖になります。
女の戦いが繰り広げられる小説は、割りとイヤミスになる傾向が強いかなと思っていたのですが、個人的に本作は全然そんなことありませんでした。

読後の感想としては、本作はミステリー小説の顔をしたホラー小説で、生身の人間同士が引き起こすホラーだからなぜか読まずにはいられない、という感じ。
好奇心というのか、主人公たちの戦いが圧巻だからなのか、目が離せなくなるんですよね。

理想の人生を送るため、自らを厳しく律して強い意志を輝かせながら生きる陶子。
しかし彼女は、自分の理想を追いかけるためには手段を選ばない悪女でもあります。

そんな陶子とは反対にいつも自分に自信がなく、その割りに何か悪い出来事があればそれは誰かのせいだと考えてしまいがちな久恵。
彼女は献身的な精神が強い反面、自分より立場の弱い者の上に立とうとする悪女でもあります。

まるで対照的な2人。
良い面も悪い面も持ち合わせる2人の悪女が戦うなんて……ほら、もう面白い展開になる気がしてきませんか?

物語の終盤で2人の戦いはひとまずの決着を見せるのですが、それでも完全に勝負が決まったわけではありません。
「この次はどんな戦いをするんだろう?」と続きが読みたくなってしまう、まだこの2人を見ていたいと思わせる、引力のある小説でした。

【ネタバレプレイ】FF16 #69 アナベラの心

意図せずアナベラとオリヴィエに遭遇してしまったクライヴ。
アナベラはクライヴ"も"、オリヴィエを害しに来たと思っているようでした。



シルヴェストルとの子を必死に守ろうとするアナベラに、クライヴはなぜ裏切ったのかと問いかけます。

エルウィンという男は、ロザリアを守るために尽瘁しすぎた。
国などという入れ物に、どれほどの価値があるのか。

たかが民草を守って何になる?
真に守るべきはそれを統べる者。
そしてそのための高貴な血だ。

血筋さえ絶えなければ国はつくれる。
民草を産み、増やすことさえも。

"私の血…そして私の腹から生まれた子…!
高貴なる血さえあれば世界を統べることができる!
だからザンブレクにロザリアを売ったのだ!"


………?( ゚д゚)ポカーン

ええっと?つまり?
『エルウィンが高貴なアタシを一番大事にしてくれなかったから、大事にしてくれそうなシルヴェストルのところに行ったの。
あとはアタシの子が世界で一番偉くなればOK!』っていう解釈でいいんですかね?←

しかもアナベラさん、シルヴェストルとの間に子をもうけたのは、最も高貴なる召喚獣(アナベラ談)バハムートの血筋がほしかったみたいです。
こっわ。こっわこっわ。

しかしアナベラにはジョシュアという、立派なフェニックスのドミナントがいたはずです。
クライヴがそのことを指摘すれば、アナベラからは自己中にもほどがある答えが返ってきました。

クライヴはドミナントに覚醒しないばかりか、父親に似てたくましく、しぶとく成長した。
その強さは、ジョシュアにこそあるべきだったと彼女は言います。

強い嫡男は妾の子に違いないと周囲に笑われ、フェニックスを持つ子は病弱。
アナベラの腹には重かったのだと、下々の者から謗りを受ける屈辱。

自分がそんな状況に置かれているのはクライヴがフェニックスを宿していなかったせいだと、彼女は全てをクライヴのせいにしていました。


それでも幼いジョシュアは、アナベラの期待に応えるために国を担う重責に耐えていました。
だからこそクライヴは彼の『盾』となって守れるよう、フェニックスナイトとなったのです。

幼いながらに自らの生き方を決めた兄弟とは反対に、耐え難い現実から目を背け、兄弟を捨てて逃げ出したアナベラ。

アナベラはジョシュアを『私の哀れな子』と呼び、本当はフェニックスゲートでの惨事ではジョシュアだけは助ける算段を立てていたと言います。

"なのにどうしてお前が生き残ってジョシュアが死んだのだ…!"

ジョシュアが死んだと思ったままのアナベラに、「あなたは本当に何も見えていないんだな」とクライヴは憐れみを向けます。

そして今、すぐそこでジョシュアがバハムートと戦っていることをアナベラに告げた瞬間。
バハムートの攻撃を受けたフェニックスがクライヴたちのいる場所へと突っ込んできました。


顕現が解けたジョシュアを抱き抱えるクライヴたちの前に、フェニックスのトドメを刺すかのようにバハムートが姿を現わします。
クライヴはイフリートに顕現し、その炎でバハムートの攻撃を防ぎました。


そのとき、地面から隆起したクリスタルの蕾のようなものが、ゆっくりと開いていきます。


そこを舞台に、イフリート対バハムートと召喚獣合戦が始まりました!
ついにバハムート戦きたぁぁぁあああ!!!


しかもフェニックスが再び参戦し、イフリートとフェニックスを交互に操作しながらの戦いです。


バハムート戦の映像が美麗すぎて、うっかり見惚れてしまいます。
迫力もすごいのよ。これは興奮が止まらない。




イフリートとフェニックスで地道に攻撃をして、QTEで大ダメージを与えて、バハムートを倒したかと思いきや。
バハムートと周囲のエーテルを取り込んで、とんでもなく強力な技をぶっ放してきました。


一気に窮地に追い込まれたイフリートとフェニックス。
このままではバハムートに敗れてしまうと、2体の召喚獣は何とか立ち上がろうと頑張ります。

"まだだ…!俺の力はこんなものじゃない…!"

そうイフリートが強く想ったとき、イフリートとフェニックスが共鳴し、1体の召喚獣へと融合したのでした。



フ、フュージョンだとぉぉぉおお!?
まさかの合体!なんだろう!なんか萎える!←


次につづく!



【ネタバレプレイ】FF16 #68 狂うバハムート

無事に旧クリスタル自治領へと潜り込んだクライヴたち。
街は一見穏やかに見えますが、品薄の市場、陸に上がったままの漁師船、街の外で睨み合う軍隊と、緊迫状態が続いていることが見てとれました。

この状態であれば、何か騒ぎを起こせばマザークリスタルに潜り込めるかもしれない。
そうクライヴが言い出すのを予想していたジルは、すぐに人手を集めて行動できるように動き出します。



そのときトルガルが何か異変を感じたような反応を見せ、次の瞬間、街中から火の手が上がったのでした。


緊急事態だと察したクライヴたちは、事前に約束していた通り、グツと合流するために街の中央にある鐘楼を目指します。
その間にも次々と火の手は立ち昇り、住民たちも慌てて逃げ出していました。

そうして目的の鐘楼に辿り着いたクライヴたちですが、そこにグツの姿はありません。
変わりに姿を現わしたのは、聖竜騎士団で飼われている1頭の竜でした。


ということで、騎士団の竜ことホワイトドラゴンと戦闘になります。
大型のドラゴンとは今までにも何度か戦っているので、動きが読めないということはありませんでした。
ただ、大きい敵って倒すの大変なんですよねー。(高いところにダメージがよく通る箇所があるとかで)


ホワイトドラゴンを倒したあと、まるでタイミングを見計らったかのようにグツが現れて無事に合流を果たします。


そうして全員で街からの脱出を試みようとしたとき、なぜか旧自治領のマザークリスタルのコアが出現し、その傍には空駆けるバハムートの姿がありました。


そのままバハムートは攻撃態勢に入り、あろうことか街に向かって攻撃を始めてしまいます。
(あの民思いのディオンが街を攻撃!?どうした!?!?)


同じく旧自治領に滞在していたジョシュアもバハムートの異変に気付き、バハムートを止めるため、自ら戦場に出ます。


バハムートとコアが共鳴するように光が繋がったとき、マザークリスタルは崩壊。
しかし次の瞬間、大地からクリスタルの蕾のようなものが隆起してきたのでした。



一瞬にして瓦礫の山となった街中で、クライヴはこれからこの混乱に乗じてコアを破壊することを決めます。


グツと別れて、エーテル溜まりが発生した街中を進む中、クライヴはバハムートに向かって駆けていくフェニックスを見つけました。


バハムートと戦うフェニックス。
クライヴはジョシュアの姿をはっきりと目にしたことで、やはりジョシュアは生きていたのだと実感します。

ジョシュアのことならきっと大丈夫。
すぐにでもジョシュアの元に駆けつけたいクライヴに、ジルはそう言います。

逸る気持ちを押さえながら、クライヴはコアの破壊という目的を果たすため、再び歩みを進めました。

そんなクライヴたちの前に立ちはだかったのは、ネクロフォビア。
見た目的には、竜騎士エーテルでアカシア化したような感じです。


魔法攻撃が得意な敵でしたが、しっかりと攻撃を回避すれば問題ありません。
大技の阻止(敵に一定ダメージを与え続ける)があるので、これだけ失敗しないようにすれば大丈夫かと思います。

そうしてネクロフォビアを倒した先で、人の声が聞こえ。
その声の先にいたのは、なんとアナベラとオリヴィエなのでした。


えええ。このタイミングで会っちゃうの?
なんか悪い未来しか見えない。。。

次につづく!



【ネタバレプレイ】FF16 #67 旧クリスタル自治領で動き出す

孤児にスリをやらせている組織、砂礫旅団。
テオドールによると彼らはボクラド市場周辺に住みついている野盗で、孤児の他にも難民たちの弱みに付け込んで悪事を働かせている奴らなんだそうです。



クライヴたちがエルイーズと一緒にスリの元締めを探していることを知ったテオドール。
別の悪事で同じく砂礫旅団を追っていたテオドールは、クライヴに旅団を一緒にやっつけるよう協力を求めました。

そしてホンザから、旅団の根城があるであろう大まかな場所を聞き出します。


するとここで、テオドールとの必須クエストが発生しました。

■運び屋の誇りにかけて
旅団の根城があるらしい場所に向かって進んでいくと、どこかクライヴたちのことを聞きつけた旅団の野盗たちが邪魔をしてきます。


4~5人の野盗たちを2度ほど倒して進んだところで、野盗の根城を発見することができました。


難民とホンザのお陰でたんまり稼げたと話している野盗たち。
彼らが捕まるまで使い潰してやろうなんてあくどいことを考えていたようなので、クライヴたちでさくっとお仕置きをします。

旅団の根城には最近盗んできたものらしい金目のものがどっさりと積まれており、グツの商人札もまだその中にありそうでした。


盗品の整理はテオドールに任せ、クライヴたちは一度エルイーズに報告しに戻ります。


そして盗品の整理をあらかた終えたテオドールが後から合流し、グツの商人札も無事に手元へ戻ってきたのでした。

事件も落ち着いたところで、「そろそろ正体を明かしてほしい」とエルイーズがクライヴに言います。
エルイーズはクライヴが単なる用心棒ではなく、『大罪人シド』であることに気づいていました。


そしてエルイーズは、自分たちも『シド』の同業者だと話します。
彼女たちが営む『赤の商隊』は、お金さえ積めばなんでも運ぶ『砂漠の運び屋』で、今まで何度もベアラーを運んだことがあるそうです。

運び屋という形でベアラーを保護しているエルイーズたち。
実はテオドールもベアラーで、彼はエルイーズが最初に保護したベアラーなのでした。


同じ目的のもと、『シド』と『赤の商隊』で手を組むことになり。
今度はテオドールから信頼の証を受けとります。


エルイーズとテオドールの信頼の証は割符になっており、2人の信頼の証が揃って初めて『赤の商隊』の信頼の証となるということでした。
信頼の証が2つで1つだなんて、なんだか中二病心をくすぐられます。笑


グツの商人札は、クライヴの手によって本人の元へと戻り。


ホンザたち孤児は、エルイーズの計らいで仕事を持ったようです。


ボクラド市場での事件を解決したことで、これで当初の予定通り、クライヴたちは商人グツの用心棒として旧クリスタル自治領へと入ることになります。

グツは乗合馬車でそのまま旧自治領内へ。
クライヴとジルは途中で馬車を降りて、別経路から旧自治領内へ入ることにします。

買い出しと偵察、それぞれの用事を終えて、最後は街の中央にある鐘楼で落ち合う。
クライヴたちはそう約束して、乗合馬車に乗り込んだのでした。


その頃、旧自治領の神皇宮にある貴賓室では、ジョシュアとディオンが話をしていました。


ザンブレク内にアルテマが入り込んでいると疑っているジョシュア。
しかしディオンは、少なくとも父・シルヴェストルに操られている様子はないと断言します。

各地の異変や戦乱の陰で蠢く、人ならざる存在・アルテマ
ジョシュアからその話を聞いたときは妄言かと思っていたディオンでしたが、実際にアルテマを身の内に封じ込めたジョシュアの胸の傷を見て事実だと悟りました。

一緒にアルテマと戦ってほしいと、ディオンに願うジョシュア。


しかしディオンは、ダルメキアと交戦中の今は無理だと答えます。
マザークリスタルを失ったダルメキアが停戦破棄をして攻めに転じることが見込まれ、ザンブレクの民を守るためにもバハムートという抑止力が必要だと言います。

しかしこのままアルテマを止めなければさらなる戦乱が生まれ、ヴァリスゼアに混沌が訪れてしまう。

ディオンはジョシュアの言い分を理解していながら、それでも『どうしてもやらなければならないこと』があると、意思を変える気はありません。


そうしてディオンは1輪の花を見つめながら、先日アナベラと話した日のことを思い出していました。
(だからちょいちょい出てくるその白い花は一体何なのー。)


ディオンの出自の秘密を口にしたアナベラ。
高い地位にはそこにふさわしい血が必要だと話す彼女は、ディオンの血は皇家に相応しくないと遠回しに指摘します。


そこで彼女はシルヴェストルにひとつ忠告をしました。
「ディオンが謀反を企てている」と。

それを聞いたシルヴェストルは、自らが得意とする占星でアナベラの忠告の真偽を確かめます。
しかしその占星を行う星詠さえ、すでにアナベラの手の内に落ちていたのでした。


決して皇位を狙うことなくバハムートのドミナントとして国に役立つのであれば、ディオンが皇家に存在することを許すと言うアナベラ。


そんなアナベラの存在をディオンは『ザンブレクを穢す闇』と称し、それを祓わねば新たな戦火が生まれると懸念しているのでした。


『ザンブレクを穢す闇』が実母であるアナベラだと察したジョシュア。
アナベラに代わり、謝罪の言葉を口にします。

アナベラのことは、皇家の一員として、自分が決着をつけなくてはいけない。
そのあとであれば協力を惜しまないというディオンに、ジョシュアは感謝の言葉を述べるのでした。


そうしてジョシュアとの会合を終えたあと、ディオンは側近のテランスに問いかけます。
「これから余が行うことを、お前は罪と咎めるか?」


"私――我々聖竜騎士団の主君はあなたです。
すべてはディオン様の御心のままに。"


テランスの言葉に礼を返したディオン。
そして決意を秘めた表情で、聖竜騎士団に戦の支度を命じたのでした。

"逆賊アナベラと猊下を騙る不届き者を討ち取る。
ザンブレクを取り戻すぞ!"


次につづく!