ゆるぽぽ帳

趣味の本やらゲームやら

【ネタバレプレイ】FF16 #79 グツとカローン

エストが続きます。

■その瞳に映るもの
隠れ家で、どこか落ち着かない様子を見せるグツ。
クライヴが声をかけると、相談を持ち掛けられました。



最近、ダリミル宿場の行商からカローンのことで気になる噂を聞いたというグツ。
それはカローンが金儲けのために戦を広げようとして、危険な連中に武器を売りさばいているというものでした。

別に金儲け自体はいいが、やり方がカローンらしくない。
グツはそう思っていましたが、その噂が本当かどうかをカローンに聞く勇気がないそうです。


ということでグツの代わりにクライヴがカローンのところへ行きます。
噂を確認する前に世間話から始めたクライヴでしたが、その行動が逆にカローンの勘を働かせることになりました。


噂の真偽を確かめると、全く根も葉もない噂だと答えたカローン。
昔はやんちゃな商いもしていたがそれはもう過去の話で、今は真っ当に商売していると言います。

戻ってそのことをグツに報告すると、彼は噂が嘘だと分かって安心した反面、なぜそんな昔の噂が今頃流れ出したのかが気になり出しました。


クライヴもそれは気になるということで、2人でダリミル宿場へと調査に向かいます。
そこでグツは噂について詳しそうな商人を見つけ、話を聞いてみることにしました。


野盗やごろつき、はたまた軍にまで武器を売っている商人・カローン。
いがみ合う連中に武器を売って戦を起こさせる。戦が起きればさらに武器が売れる。
巷では『死の商人』と呼ばれ、人やベアラーの命で金を儲ける悪人だ。

そんな噂を聞いたという商人によると、カローンは今もダリミルによく現れて商売しているそう。


至るところで商売を持ち掛けているらしいカローンの正体を探るため、クライヴたちは二手に分かれてダリミル宿場を探し始めます。
そしてクライヴが街外れにある倉庫を探りに来たとき、先ほど話を聞いた商人が仲間を連れて襲い掛かってきました。


クライヴの圧倒的な強さを前に、すっかり腰が引けてしまった商人。
クライヴを襲った理由を尋ねると、ボーギャンの命令に従っただけだと答えます。


カローンの悪い噂を流せば、きっと奴の仲間が調べに来る。
その中に大きい図体の男がいたら連れて来い。

つまりグツは今、そのボーギャンという人物のもとに連れて行かれているということになります。


一方のグツは、ボーギャンと対峙していました。


カローンの噂はデタラメだと、ボーギャンから直接聞いたグツ。
ボーギャンはカローンの丁稚であるグツを誘き出し、グツを人質に彼女を殺そうとしていました。


グツたちのいる場にクライヴも辿り着き、全てはボーギャンの策略であるということが明らかになります。
そして計画が台無しとなったボーギャンは一時撤退を考えました。


自分の狙いはカローン1人だから、もうグツには手を出さないと言うボーギャン。
(いや、グツを人質にしようとした時点で説得力ないよね。)

しかしグツは、自分ではなくカローンに手を出さないと誓うように迫り、ボーギャンを殺すことも厭わないという勢いを見せます。


そんなグツを止めたのは、カローンでした。


カローンも噂の出どころが気になり、そこで昔に同じような手を使っていた間抜けな商人のことを思い出したそう。
その商人こそがボーギャンのことで、彼女は彼のことを「相も変わらず『安い男』だ」と称します。


カローンの挑発に乗り、短剣を構えたボーギャン。
襲い掛かろうと飛び出したところを、グツに弾き返されてしまいます。



すっかり勢いが削がれてしまったボーギャンにカローンはゆっくりと歩み寄り、かつてボーギャン自身が言っていた言葉を口にしました。

――やられたことはやり返す。


今回のことの責任を取らせると短剣を構えたカローン。
そのあとには、ボーギャンの悲鳴が響いたのでした。

そうしてボーギャンの始末を終えたカローンに、クライヴはボーギャンへの対処をどうしたのか尋ねます。

カローンはボーギャンを『殺す価値もない哀れな男』と言い、昔に彼に自分がやられたのと同じように、ボーギャンの目を奪ったそうです。


昔、カローンとボーギャンが組んでいた頃、揉めてしまったときにカローンの目は奪われてしまいました。
その報復としてカローンはボーギャンを破産に追いやり、懲りたものだと思っていたところが、まだ彼の恨みは消えていなかったことが今回の原因だったようです。

その執念深さに、またボーギャンに襲われるかもしれないとカローンを心配するグツ。
しかし彼女はもう復讐なんてできないように『2人分』の痛みを味わわせてやったと言います。


失った右目の代わりになればと、かつて親に虐待されていたグツを買い取ったカローン。
グツはこんな自分を引き取ってくれた恩人だからと、カローンを守ろうとしていました。

まだまだカローンの役に立ちたいというグツに、カローンは甘えることにします。



そんな2人の姿は、立派な家族としてクライヴの目に映るのでした。

次につづく!