ゆるぽぽ帳

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【ネタバレプレイ】FF16 #60 隠れ家を支える人々

完成したミスリル製の排熱装置を見ながら、何かを考えている様子のミド。
クライヴが声をかければ、エンタープライズのことを考えていたと言います。



エンタープライズという船を設計した目的は、遠い海の向こうを調べるため。
もし黒の一帯の及んでいない大地を見つけることができれば、例えヴァリスゼアが沈んだとしても人は生き延びることができるかもしれない。
当時、設計図を描いたシドとミドは、エンタープライズが最後の希望だと考えていました。

しかし実際に船の完成が近づいてきて、ミドはふと思います。
「みんなでつくったエンタープライズをそんなことに使いたくない」と。

だからこそミドはクライヴに願います。

最後の希望なんて本当はまっぴらごめんだ。
エンタープライズで楽しく船旅ができる、そんな世界にしてくれよ。

クライヴはミドの願いを『叶える』という約束はできないが、そのために『全力を尽くす』と約束したのでした。


そしていざシドたちの墓参りに行くとなったとき、ミドは「ちょっと『やること』を思い出した」と言い出します。
そんなミドにクライヴは、オットーのところで待っていると答えたのでした。

これでメインストーリーが進められるようになったわけですが、もう少し寄り道を続けます。

■陰の立役者
クライヴの私室にある手紙箱に、ゴーチェから「手伝ってほしい」という手紙が届いていました。


早速ゴーチェのところへ向かい、何を手伝ってほしいのかを尋ねようとしたところ、ゴーチェに静かにするように言われてしまいます。
(頼まれたから手伝いに来たのに、なんたる扱い!笑)


何やらオットーにバレたくないことがあるらしいゴーチェ。
改めて何事かを尋ねたところ、ゴーチェが帳簿の整理をしていたときに、隠れ家の借金を返し切っていないことが分かったそうです。

とっくに返済したものだと思っていたのですが、それはゴーチェが額を間違えて記録していたせいでの勘違いで。
これをゴーチェはオットーに見つからず、内密に処理をしたいとのことでした。


と、小声で話している傍から速攻でオットーにバレてしまい。


ゴーチェがそのうち自分のところに相談に来るだろうと見守っていたオットーでしたが、クライヴに頼んで内密に片付けようとしたのを見て黙っていられなくなったようです。

残る借金は、マーサ、イサベル、カローンへそれぞれ500万ギル。
手伝いを申し出たクライヴはオットーから宝石を受け取り、マーサとイサベルに渡すよう頼まれます。


その宝石ひとつで、1,000万ギルの価値がある。
現金の代わりにその宝石を利息込みで受け取ってもらいたいというのが、オットーの話なのでした。

(カローンへは、ゴーチェが届けに行くそうです。)

すぐにマーサの宿へと向かい、マーサに宝石をひとつ渡します。


貸した額に見合わない返済に、相変わらずオットーは義理堅いと笑うマーサ。
シドが隠れ家をつくるときに真っ先にオットーを誘ったという話をしてくれました。

20年来の付き合いがあったあの2人だからこそ、当時出来上がったばかりの隠れ家も上手く回っていた。
だからこそシドが死んだときには、オットーが折れてしまうのではないかとマーサは心配していたそうです。

多くの仲間を失った全員が、よく立ち直れたと思う。
それもクライヴがいてくれたから、みんなも踏ん張れたんだ。

自分たちがついているからこれからもしっかりやるようにと、クライヴはマーサに励まされたのでした。


続いてはノースリーチにいるイサベルに宝石を届けます。


お金を渡した際、返さなくていいと言ったらしいイサベル。
彼女は昔、シドとオットーに命を救われたことがあり、その恩返しのつもりだったそうです。

その話を聞いたクライヴは、渡した宝石が借金の返済ではなく、隠れ家のみんなからの感謝の気持ちだと言い直します。
そういうことならとイサベルは気持ちよく受け取り、オットーにクライヴたちのような『いい家族』ができたことを喜んでいました。


実は息子を失くしていたらしいオットー。
昔に一度だけ、シドがイサベルにぽつりを零したことがありました。
「オットーの息子を救ってやりたかった」と。

オットーの息子に何があったのかまでは聞いていないが、シドはずっと悔やんでいる様子だった。
でも今はクライヴがオットーの大事な家族なのだから、彼を支えてあげてほしい。


イサベルの願いを受け入れて、隠れ家へと戻ったクライヴ。
ゴーチェに宝石の受け渡しが終わったことを告げれば、彼の方はカローンが受け取ってくれなかったと泣きついてきました。


借金の代わりだと言って届けると、急に怒り出したらしいカローン。
結局カローンのところにもクライヴが行くことになります。

そしてカローンに宝石を受け取らなかった理由を尋ねれば、隠れ家を支援しただけでお金を貸した覚えはないというのがカローンの答えでした。


今もこうして隠れ家がやっていけているのも、カローンの支援があってこそ。
感謝の気持ちとして受け取ってほしいとクライヴが言えば、カローンは渋々受け取ってくれました。


渡した宝石の相場は1,000万ギル。
それを『大罪人シドが残した宝石』として貴族の好事家たちに3,000万ギルで売り込めるとカローンは話します。

そうして売り上げたお金は『親切で可憐な名もなき商人より』という書き置きと一緒にサロンに置いておく。
結局のところカローンは、匿名からの支援という形で再び隠れ家に資金を回す気でいるのでした。

カローン…!いちいちかっこいいな…!笑

次につづく!