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【ネタバレプレイ】FF16 #61 大事な仲間

無事に宝石を届けて回ったクライヴは、オットーのところへと戻ります。



するとカウンターの上に、かつてシドが使っていたグラスが置かれていました。


オットーが前の隠れ家から持ち帰った荷物を整理していたら出てきたというそのグラス。
クライヴはオットーに、シドとの思い出話を聞かせてほしいとお願いします。

シドとオットーが知り合ったのは、今から20年以上前のこと。
当時、船乗りをしていたオットーの船にシドが乗り合わせたのが最初の出会いでした。


仕事も立場も違うのに、妙に気があった2人。
よく一緒に朝まで飲み明かしていました。

オットーに子どもができたとき、シドは自分のことのように喜び。
ミドも連れていつか船旅をしようなんてことも話していました。

しかし、その願いは叶うことはありませんでした。
生まれてきたオットーの子どもは、ベアラーだったのです。


ベアラーだと分かるや否や、国に取り上げられてしまったオットーの子ども。
ベアラーを手放せたことでほっとしていた家族の中で、オットーだけが違和感を感じていました。

"愛しい我が子をあっさり捨てられるか。この世界はおかしい。"

そしてその違和感を感じていたのは、シドも同じでした。

けれどおかしいと声を上げたところで、この世界の常識が覆るわけがない。
シドは自分の無力さを嘆いて、オットーのために泣いてくれました。

その後しばらくしてシドはウォールードの騎士団を離れ、理想と志のために隠れ家での活動を始めました。
そしてオットーは、そんなシドに一生ついて行くと決めたのです。


シドは昔から頭が良すぎたと話すオットー。

自分たちとは違って、見たくなくても見えてしまうし、知りたくなくても分かってしまう。
もしかしたら、誰よりも苦しかったのかもしれない。

それでもシドは、理想と志を支えにして先を歩いた。
シドは夢を見させてくれる。
何よりも期待させてくれる。

"だから俺は、悩みを肩代わりすることはできなくても、背中を押すことはできると思ってたんだ。
…何もできやしねえのに。"


自虐めいた言葉を誤魔化すように、再び前の隠れ家から持ち帰った荷物の整理を始めるオットー。
そのときクライヴは、積まれた古い資料の間に挟まれた1枚の紙を見つけます。


"いつも雑務を任せきりで悪い。
お前の支えがあっての俺だ。頼りにしてる。
これからもよろしく頼むぜ。"

シドの筆跡で書かれたその短い手紙を、クライヴはオットーへと渡しました。


「シドも俺も、あんたがいないと何もできない」。
シドからの手紙とクライヴの言葉に、オットーは思わず涙を流します。


自分だけじゃなく、この隠れ家のみんなの力でクライヴを支えているんだ。
自分にもいつか背中を押す役目を次の誰かに託すときが来るのだろう。

そのときが来るまで、まだまだオットーの役目は終わりません。


そして自分には手紙があるからと、オットーは形見分けとしてシドのグラスをクライヴに譲ったのでした。


シドとオットーの友情、胸アツすぎる…!

さらにクエストは続きます。

■相棒の秘密
カローンから、トルガルについて話したいという手紙が届いていました。
早速カローンのお店に寄って、事情を聞いてみます。


なんでもここ最近、好物の骨をおやつにあげてもトルガルの食いつきが悪いそう。
食事はしっかり食べるし具合が悪そうでもないが、今までこんなことがなかったのでカローンは気になっているようです。

たしかおやつに興味を示さなくなったのは、『氷狼』がどうこうと話していた頃だと言うカローン。
もしかすると何か関係があるのかもしれないと、クライヴはハルポクラテスに相談することにしました。


クライヴの話を聞いて、トルガルの変化は氷狼の力が目覚めた影響だろうと答えたハルポクラテス。
犬や狼が骨を好むのは狩猟動物の習性で、中でも氷狼は骨から獲物の力を取り込むという伝承もあるのだそう。

もしかするとただの骨では物足りないのかもしれないと、ハルポクラテスは『エルダーアンテロープ』という魔物の骨を与えてみることを提案しました。


ハルポクラテスから教わった棲み処に向かい、エルダーアンテロープ狩りをします。
その骨をトルガルに与えると、嬉しそうに食いついたのでした。


ハルポクラテスの推測が当たり、そのことをカローンに伝えます。
原因と異常がないことが分かったカローンは安心したようでした。


そして次はクライヴを探していたらしいハルポクラテスのところへと向かいます。
氷狼のことで思うことがあり、それをクライヴに伝えたかったようです。


以前ハルポクラテスは、トルガルはジルの影響で力に目覚めたと推測しました。

氷の女王に付き添う氷狼フェンリル
伝承によれば本来の氷狼は、召喚獣シヴァに近しい力を有するそう。
しかしクライヴたちから話を聞くに、トルガルはそんな氷狼とも違う異質な力を持っていて、氷以外の力も振るいます。

その理由はハルポクラテスは、『みんなの力』の影響だと考えていました。

トルガルは幼い頃からクライヴたちと共に過ごし、かつてはシドとも一緒にいました。
ならばシヴァだけでなく、みんなの召喚獣の影響も受けたのではないか?
共に過ごし戦い続けてきたことで、すでにトルガルは伝承の氷狼をも超える存在になったのではないか?

何にせよとても心強い相棒となったトルガルを大事にするようにと、ハルポクラテスは言うのでした。


トルガルの可愛さは唯一無二なので、大事にする以外の選択肢はありません!ご安心ください!←

次につづく!