ゆるぽぽ帳

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【ネタバレプレイ】FF16 #29 娼婦と兵士

ムーア村の近くの遺跡。
そこに居座っていた魔物の群れを退治したあと、クライヴはそこで1組の男女の遺体を発見しました。

女性の遺体の傍には古びた櫛がひとつ。
そこにノースリーチで話を聞いたザンブレク兵の1人が現れ、遺体の男女こそが探していたヤニックとタチエヌだと教えてくれました。



ヤニックはタチエヌに惚れ込んでいて、彼女が大切にしていた櫛に、それを贈った誰かにひどく嫉妬していたそう。
タチエヌに新しい櫛を贈ることで、彼女を自分だけのものにすると話していたようです。


櫛の贈り主がイサベルとは知らず、勝手に恋人からだと思い込んでいたヤニック。
櫛を盗んでそれを餌に彼女を呼び出したものの、そこを魔物に襲われたのだと思われます。

ザンブレク兵によると、無理やりタチエヌを連れ去る可能性もあるような男だったみたいです。
ゆ、許せん…!


軍の不祥事だから尻拭いをすると、ザンブレク兵はタチエヌの遺体をイサベルの娼館・夜のとばりまで届けることを約束します。

そしてクライヴはイサベルがムーアまで来ているということを教えてもらい、村に戻ることにしました。

ムーアで合流したイサベルから、シドとジルが無事にノースリーチの関所を通り抜け、村の近くにある教会で待っていることを聞きます。


そのあとにクライヴからタチエヌの行方を聞いたイサベルは、気丈に振る舞いながらも明らかに気落ちしていました。


"娼婦と兵士の仲がこじれるなんて本当によくある話よ。
ただ、ふたりを知る人の心に傷が残るだけ…。"

タチエヌが大切にしていたイサベルからもらった櫛は、彼女の遺体と一緒に弔われることとなりました。


そしてもうひとつ。
イサベルは娼館の上客から妙な噂を聞いたのだと、情報提供をしてくれました。

なんでもザンブレクの神皇シルヴェストルがオリフレムを捨てようとしているのではないか。
今度の再軍備は、ウォールードとの領土争いのときとは少し様子が違う。

イサベルはクライヴたちがなるべく危険な目に遭わないよう、気に掛けてくれたのでした。


ここからメインストーリーを進める前に、また少しクエストを消化していきます。

■少女が失くしたもの
ムーアに住む少女・リゼットから、クロエを探してほしいと頼まれました。


少女の家で飼っている子で、いつも一緒に遊んでいたのにいなくなってしまったそう。
特徴を聞けば、白くて綺麗な毛をしていて、おとなしくて利口なんだそうです。

小麦畑で迷子になっているかもしれないというリゼットの話をもとに、畑の方へと向かいます。
そこで作業をしていた農民にクロエの行方を尋ねてみると、風車小屋の周りをうろついていたことが分かりました。

そうして風車小屋に行ってみると、そこには石化したベアラーの遺体がひとつありました。


そのときクライヴのあとを追ってきたらしいリゼットが現れて、そのベアラーの遺体に話しかけます。

"ああ、クロエ!こんなところにいたのね!
いつまでも寝てないの!さあ、お家に帰りましょ!"

当然、ベアラーからの反応はありません。
リゼットはクロエが『壊れた』ことを悟り、今までのクロエより可愛かったから大好きだった、また次のクロエをもらってこなきゃと、ベアラーをまるで玩具のように取り替えるつもりのよう。


そんな無邪気で残酷なリゼットの行動を見たクライヴは、ベアラーもまた『人』であることを伝えました。

"壊れたんじゃない。君の大好きなクロエは死んだんだ。
クロエも人と同じだということさ。"

「君の両親が死んで二度と会えなくなったらどう思う?」というクライヴの問いに、激しく悲しみを見せるリゼット。


クロエも同じくもう二度と会えない、ベアラーは物じゃなくて人と同じように死ぬ。
クロエの死をしっかりと受け止めろというクライヴの言葉に、リゼットは何を思ったのでしょうか。


決して忘れていたわけではありませんが、ベアラーの命がいかに軽く扱われているのかを思い出させるクエストでした。。。

このゲーム、序盤からずっと残酷な現実を突きつけてくるので、平和でほわほわとした作品を間に挟みたくなってきます。笑

次につづく!