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【ネタバレプレイ】トライアングルストラテジー - Part.58 第17話(後編)輝かしき血統より生まれし

ベネディクトの一途さ。

■目次


1. メインストーリー「セレノアの即位」

友と離別した夜、両親の墓石の前で心情を吐露するセレノア。


ロランを失った悲しみの中、ベネディクトが墓地に向かってくることに気づいたセレノアは、今は話す気になれないと隠れてやり過ごすことにする。
そして墓石の前に膝をついたベネディクトは、眠るシモンとデストラに報告を始めるのだった。

セレノアを何にもにも縛られないノゼリアの覇者にしてみせる。
どんなに本人から憎まれようとも、成してみせる。
ベネディクトの強い想いに、セレノアはなぜそこまでと疑問に思う。

シモンは、ベネディクトが一生を捧げるに足る主だった。
しかし実力があったにも関わらず、レグナ王の臣下に甘んじて、王の言うがままに身籠っていたデストラを引き受けた。
若き日のベネディクトは、デストラとセレノアを物のように取引したシモンとレグナが許せなかったのだ。


そして今でも、デストラのために何もできなかった自分を許せないベネディクト。
だからこそ無力だった自分への復讐として、セレノアを覇者にしてみせる。
そしてその身勝手さは自分の命で償うと言い残し、ベネディクトは墓地から去って行った。

シモンに忠義を尽くしていても、ベネディクトは今でもデストラのことについては、シモンを許せないままな感じもするなあ。



ベネディクトの想いを知ったセレノアたち。

どんなに悔やんでも過去には戻れず進むしかないのだと、セレノア悟るのだった。

王都の貴族たちに話をつけたセレノアたち。

驚きはあったものの、思っていたほどの混乱も批判もなかった。
王座を望んでいなかったものの、ロランを追い出してまで選んだ道の責任を果たすため、セレノアは王位に着く準備を進める。

数日後、グリンブルク王国は、セレノアがレグナ王の実子であり、事実を知ったロラン王が譲位を決意したと発表する。
誰もが公表以上の事情があることを感じ取ったが、王国内においてウォルホート家への支持は高く、大きな混乱は起こらなかった。

こうして、セレノア・ウォルホートは、グリンブルク国王として即位を果たす。
ウォルホート家とグリンブルク王国が一体となること交代劇は、ハイサンドとエスフロストに強い警戒心を抱かせることになった。

セレノアを即位を知り、急ぎ集まった七聖人たち。

七聖人としてウォルホート家を動かし、ロランに圧力をかけてノゼリア新鉱山を手に入れるつもりだったが、つけ込む隙がなくなってしまった。
イドーは教皇の言葉として、ウォルホート家の動向を警戒すること、そして進軍中のエグスアム軍を呼び戻して首都の守りに当たらせることを命じた。

エニグマは今回の招集が自分の審問の可能性があると思って慌ててたみたい。この人もソルスレイみたいに後ろめたいことやってるのか。



同じくセレノア即位の報告を受けるグスタドルフ。

表向きはロランの譲位となっているが、グスタドルフにはロランが易々と王位を手放したとは思えない。
となればウォルホート家による簒奪ということになるが、セレノアにそのような野心があるようにも見えなかった。

飼われていた鷹が、檻を破って飛んだとすれば面白いと、グスタドルフは笑う。
シクレスはグリンブルクとの関係修復が期待できるのではと言うが、岩塩鉱床を押さえている今、そんな甘い交渉をする段階ではないとグスタドルフは否定する。

そしてグスタドルフは、飛んだ鷹の出方を窺うのだった。



次はいよいよエスフロストとの交渉か!?