挿話を回収する回!
■目次1. 挿話「ユリオ」
エラドールと、とある農村の視察に訪れたユリオ。

そこで彼は王都から逃れてきた貴族が、農民から食糧を搾取している現場に出くわす。
ウォルホート家に協力するためという建前を口にする貴族。
その不正行為を見たユリオは、独断でその貴族を逮捕するのだった。
2. 挿話「アーチボルト」
ウォルホート城前で一人佇むアーチボルト。
そこにアンナが現れ、何か悩み事かと尋ねると、アーチボルトは昔を思い返していたと答えた。

三十年前の塩鉄大戦時、アーチボルトは七聖人の一人だった。
サンドバレー砦を守っていて、そこには脱出に失敗したローゼル族たちが幽閉されていた。
その中には、フレデリカの母オルレアもいたという。
そして砦の陥落は避けられないと悟ったアーチボルトは、密かにオルレアと協力してローゼル族を逃がした。
アーチボルトはローゼル族を酷使する女神教のやり方が気に入らなかったし、オルレアの行動に心を揺さぶられていた。
結果それが他の七聖人に知られてしまい、アーチボルトは地位を剥奪され処刑されかけたところを脱走し、グリンブルク王に拾われたのだった。
3. 挿話「エラドール」
セレノアの母デストラの命日に、共に墓参りをするセレノアとエラドール。
エラドールはセレノアを生んですぐに亡くなったデストラの人柄を話し出す。

エラドールとベネディクトは二人揃って、デストラによくしてもらっていたらしい。
墓前に供える花として、エラドールがセレノアに雪鈴蘭を渡す。
それを見て、こんな珍しい花を毎年供えていたのがエラドールだと勘違いをするセレノア。
しかし墓前には既に雪鈴蘭が供えられていて、それがベネディクトの仕業だと分かったのはエラドールだけなのだった。
デストラへの想いは、エラドールは親愛な気がするけど、ベネディクトは恋情な気がするなあ。
4. 挿話「ジーラ」
ウォルホート城へと戻る道で、これから世の中がづなってしまうのかという話をするジーラとヒューエット。
どんなことがあってもロランに忠節を尽くすというヒューエットに、ジーラは自分は迷ってばかりだと口にする。

自分の自由と出世のためにフレデリカを利用していたというジーラ。
しかしこの戦争が始まって、考えが変わったという。
単なるお姫様だと思っていたフレデリカが、今やベネディクトと主張し合うほど成長した。
己を恥じ、人の可能性を感じながら、ジーラは自分が教えてきたことが間違っていなかったと実感した。
そうして出世よりも大切なものがあると思えるようになったのだという。
そこで、ジーラは唐突に自分の思いつきを話し出す。

学校を作り、ヒューエットと一緒に指導すると話すジーラに、ヒューエットは笑い返すのだった。
挿話を見てるとキャラに愛着が沸いてきます。