フレデリカは強くなりましたね。かわいい←
■目次1. 第十三話(後編)あらすじ
ウォルホート家とハイサンドの連合軍によるグリンブルク奪還作戦が始まろうとしていた。
しかし、ノゼリア大河とエスフロスト軍によって守られた王都の攻略は至難。
フレデリカは、王都とホワイトホルム城を繋ぐ大橋を破壊して敵軍を孤立させ、交渉に持ち込むべきと主張する。
セレノアらは、長期戦となるものの、民に大きな被害が出ないこの策を採択した。
ハイサンドも、ウォルホート家を支援するために軍を発する。
それは塩鉄大戦以来の大軍であった。
2. サブストーリー「揺らぐ忠義」
ホワイトホルム城でウォルホートとハイサンドの進軍について報告を受けるアヴローラ。
守備を固めるだけのアヴローラに、エリカとタラースは出陣しろと口を出す。
エリカに至っては兵が何人死んでもいいからフレデリカを殺しなさいって命令してる。こわー。
血筋の正当性を口にして、グスタドルフ不在の今、最高指揮者は自分たちだというエリカとタラース。それに対しアヴローラは、軍の指揮を任されたのは自分だと言い張る。
エリカとタラースはそれぞれ自分たちが思うように兵を動かずと宣言し、謁見の間から出て行く。
アヴローラは、エスフロストに対するその忠義が揺らいでいた。
3. メインストーリー「フレデリカの決意」
ジーラからハイサンド軍到着の知らせを受けるフレデリカ。
母国や兄弟と戦うことについてジーラがフレデリカに問いかける。
例え母国や兄弟であろうとも、自分自身のため、ウォルホート家のために必要なら倒すとフレデリカは決意を見せるのだった。
ウォルホート城にエグスアムとカンセル軍が到着し、そこで王都や王城の現状と作戦の確認を進めるセレノアたち。
橋を落とし、王都を押さえ、河を封鎖して敵を城に孤立させる。
その上で交渉に進むという作戦だが、エグスアムがひとつ明言する。
それは、万が一コーデリアが人質となった場合の対処だった。
ロランはそれをも受け入れると答えたのだった。
その日の夜、フレデリカは一人物思いに耽っていた。
フレデリカがウォルホート家に嫁ぐ前夜、エリカとタラースが意味深な物言いでフレデリカに話しかける。
エリカはフレデリカの母オルレアを乏し、その血がフレデリカに流れていることを揶揄する。
そしてタラースはフレデリカの婚姻は大役を任されたのではなく、母親と同じく厄介払いをされただけだと笑った。
そんな二人に対しフレデリカは何も言い返せず、ただ耐え忍ぶだけだった。
どんな理不尽なことをされても耐えるしかないのだと思い込まされていたフレデリカ。
しかし今ではそれが間違いだと気づき、自分の意思を示して戦うことの必要性を知った。
フレデリカは改めて、エリカとタラースと戦う決意をするのだった。
いよいよ王都奪還作戦だ!